2013年3月20日水曜日

習工練(しゅうこうれん)

習工練(しゅうこうれん)・・・初めて聞きました。

級審査、市剣連剣道大会終了後、毎回、連盟の先生方で反省会を行います。

その席上で、山﨑会長からお聞きした言葉です。


剣道に限らず、先生から習った事を実際にやってみて、「おや?」と感じることが大切。

そして、「先生の言っている事に近づくためには、自分はどのようにすればいいのか…」

と工夫をし、それを練習する。

そういう意味のようです。

剣道用語にしては聞いたことが無い。しかし、柏木先生もご存知でした。

歴史上の人物の言葉のようです。


と、言うことで、私も習ったこの言葉を理解出来るよう、ネットで調べてみました(工夫)。

すると、下記の事が分かりました。


【習い・稽古・工夫】

剣道には「習い」「稽古」「工夫」の三つの要素が大事であり、」これを一体的に練り磨かなければならない。

これを三磨の位(さんまのくらい)という。

習ったことを、ただひたすらに稽古する。

身につけたところで工夫をする。

これをグルグルと車輪のように繰り返す。と、いうような教えです。


新陰流の教えで、新陰流とは、柳生新陰流の柳生宗厳の師、上泉信綱の流派のようです。

その中で、上記のように、習い・稽古・工夫とされていたが、剣道用語として伝わる中で、

習工練(しゅうこうれん)という、習い・工夫・稽古という言葉も出来たみたいです。


冒頭に書いたように、習った事を身に付けるためには、工夫が必要です。

言われた事、稽古の内容などをまず、頭に残す事にも工夫というか努力が必要ですから。

そして、出来るようになるための工夫・努力。

出来るようになったら、それを自分の剣道(自分の体格・剣風・性格など)に活かすための

工夫が必要。

その工夫・努力が、稽古。と、言うことになるのでしょう。


習い・稽古・工夫の「三磨の位(さんまのくらい)」は、「守・破・離」にも通ずる気がします(^^)


さてさて、ウチの子達は、「習い・覚え・工夫・稽古」を実践出来るでしょうか、楽しみです(^^)

2013年3月17日日曜日

H24年度 後期級審査会

H24年3月17日(日)、午前中は級審査でした。

頑張って練習した成果を出せた子、残念ながら足りなかった子。様々ですが、

合格した子には「おめでとう!」を贈ります。

文句無しの合格の子も居るけど、ギリギリ合格した子も居る。逆に、ギリギリの不合格も居る。

受かれば嬉しい。落ちれば悔しい。

けど、これは今日限りの事。

明日からは、受かった級の実力を落とさず、受かった級に恥ずかしくない剣道をしなくてはならない。

落ちた子も、落ち込むのは今日限り。明日からは次回を目指して足らなかったところを補おう。


和、おめでとう。

打てる。当たる。形も綺麗。でも、満足せずに、もっともっと速く、勢い良く動けるように、
足捌きを頑張ろう。もっともっと強い子に勝つためには、もっともっと大きな声を出さなきゃね(^^)

大和、おめでとう。

大きな声はだいぶ出せるようになったね(^^)
抜き胴も、タイミングも良いし、もう少し正しく、強く打てれば1本になるね。

でも、面が当たらない。面は、手で打つのでは無く、竹刀で打つのです。
両手・両腕を大きく振っても、竹刀の剣先が相手の面に届いていない。
どうやって、両手・両腕を動かせば竹刀の先を振ることが出来るのか、
次回の稽古から考えて稽古してみよう。

分からなければ聞いてください(^^)

亮、おめでとう。

今日の結果は練習の成果です。
正直、手も足も身体も動くほどにバラバラになり、相手に打っても当たらない。
あの状況から、ここ2回程の稽古では当たるようになり、身体が崩れなくなった。
驚きです(^^)

ここからです。さらに、小さな打ちでも、2本、3本と連続して技を出しても崩れないように、
打ち込み、掛かり稽古を積みましょう。

次は試合で勝つ事だね(^^)頑張れ!

革、おめでとう。

良いところが出ていたね(^^)1人目、2人目共に、初太刀(1本目の打ち)から良い面が打てていました。
次は1級です。中1の夏には、1級を、10月には初段です。
これからいっぱいいっぱい頑張って、精神的にも強くなりましょう(^^)

涼太、残念だった。

けれど、ギリギリ受かるより、次回、バッチシで受かってやろう!
今月の試合が終わったら、日常の歩き方、重心の置き方、剣道の構え、飛び方、
見直して、膝に痛みの出ない、新涼太の剣道を一緒に作りましょう!

声は、長く大きく、いつでも出せるようになろう。先輩や先生の目指す声を真似たら良いかも。
打ちは、全体的に出が遅い。
相手が来る、来ない。とか待つよりも、誰にも追い付けないようなスピードで、自分から間(ま)を
攻めて、誰にも追い付けないようなスピードで技を出しましょう。

それが、中学での当面、君の目指す剣道かと思います(^^)

級審査、段審査は、自分が自分の剣道をどう思うかでは無く、他者(先生方)が自分の剣道を
どう見るのかというものです。

それだけに、今の自分はどこまで出来ているのか、今の自分はどう見えるのかを知れる
良い機会です。

また、同じ年齢や同じ級の子と自分の差を見れる機会でもあります。

皆で一緒に、頑張りましょう!!!

2013年3月5日火曜日

久々の稽古

今日は、月曜の小田原市役所剣道班の稽古に行ってきました(^^)

役所の剣道班の人が4~5人。あとは近隣の剣道愛好家。

だいたい10人~15人くらいの大人が集まります。

基本的な仕切りは剣道班が行います。素振りや基本、打ち込みはなかなかにキツイ(^^)

それでも、メンバーの入れ替わりは有れど、多人数での稽古が定着しています。

きっと、剣道班の先生方が分け隔てなく受け入れてくれる雰囲気。

そして、なにより稽古になる。と、いうレベルの高さが求心力となているのかと思います。

さて、僕はというと、昨年12月から、海外や国内を飛び回り、業務過多。

数回の稽古しか出来ていませんでした。

ぼちぼち、リハビリ気味の稽古が出来、ようやく稽古をしてもどこかが痛む事無く、

稽古出来る感じに上がって来ました。

稽古から遠ざかると、自分が何を気を付け、何を意識して攻め、打突し、
どんな内容をイメージして稽古していたのか、忘れない1つは有れど、全てを思い出せずに
いるような、記憶喪失に陥ったドラマの主人公みたいな気分になります(^^ヾ

稽古を重ねるごとに、1つ、1つ、思い出してきます。

もちろん、その日だけの思いつきも有りますが・・・。

そうした1つ、1つ、1回、1回の稽古を積み重ねる中で、稽古相手の同輩・先輩・先生方から
アドバイスや感触を戴きます。

そこで閃く(ひらめく)。

そこで気付く。

そうして手応えを感じては自己満足に喜び、次回の稽古への楽しみが出来ます。

そしてきっと、明日の稽古では、同じように試すが上手く行かずに落ち込む。

そして、また1つ、1つとプラスしていく。

その繰り返しをする事が稽古であり、そうする日々を過ごすことが、じわり、じわりと
自分を高めてくれる。

僕は、穏やかな性格だ。

B型なので、カッとする事は有っても、醒めるのも早い。

戦闘には向かないタイプだ。

それゆえ、稽古でも、試合でも、どう攻めれば良いのか、どんな気持ちで居れば良いのか、
分からなくなる。

しかし、最近は、1本取るために攻め、動き、打突する。
それが終われば、決まろうが決まらなかろうが、次の1本取るための攻め、動き、打突する。
この繰り返しなのだと、ようやく気付く。

攻める前に、攻めてる途中に、攻めた後に、打突の後に、休憩している暇など無いのだ。
そこに、空白の数秒、ボケっとしている数秒、心・身体・竹刀の動いていない数秒を作れば、
そこには、攻められ、崩され、打たれる。と、いう未来しか待っていない。

キツイが、負けるよりはマシだ。

今夜は、喜久雄先生に、竹刀で攻めるな、相手の竹刀を敵だと思うな。
と、言われ、剣先の中心を取られた時に、左手を締めると中心を取り返せる。
そんな事を学ばせて頂いた。

こればかりでは、やはり打たれる。

けど、引き出しの一つにはなった。

今の自分の攻めに、攻め方として1つ、加えてみようと思う。

次回の稽古が楽しみだ(^^)

忘れないようにするため、剣道ノートに書く前に、Blogに記す(^^)