2008.11.24
◇四段・五段共通問題
・「審判員の心得」について述べなさい。
解答
一般的要件
(1) 公平無私であること。
(2) 剣道試合・審判規則、運営要領を熟知し、正しく運用できること。
(3) 剣理に精通していること。
(4) 審判技術に熟達していること。
(5) 健康体で、かつ活動的であること。
留意事項
(1) 服装を端正にすること。
(2) 姿勢・態度・所作などを厳正にすること。
(3) 言語が明晰であること。
(4) 数多くの審判を経験し、反省と研鑽に努めること。
(5) よい審判を見て学ぶこと。
上記の文章は、今年度の4・5段審査学科共通問題の解答です。
審査当日、この解答を覚えるのに一生懸命だった大学生達。
しかし・・・読み取りが不安な漢字(赤字の文字等)、意味が分からない熟語、管理人は国語大好きなので、答えられないものは殆ど無かったですが、それでも、日頃使わない言い回しや漢字は有りました。
そうした時、柏木源一郎先生が、「お前達、泥棒を捕らえて縄をなうって言葉を知ってるか?」と、問い掛けました。
???って頭の上にハテナマークを並べる学生達(^^ヾ
このことわざの意味は、「泥棒を捕らえてから、縛るための縄を慌てて結い始めても間に合わない」と、言う由来から来ている、何かが起こってからあわててもどうしようもないので、前もって準備(じゅんび)することが大事だということ。
出来事が起こってからそのことに対するやり方を考えることを指しています。
剣道は、日本古来の伝統文化です。
その中では剣道用語であったり、剣道を解説する上では、多くの昔の言葉や慣用句、ことわざ等が用いられます。
それらの意味合いを理解することは、剣道理解に必要なものであると共に、日本の文化を学ぶことにもつながるのではないかと思います。
管理人が小さい頃には、教育テレビだったかな?毎日数分の「マンガことわざ辞典」なる番組がやっていて、アニメを使ってことわざの事例を分かり易く教えてくれました。
同様の本も有り、何度も何度も読んではことわざを覚えたものでした(^^)
幼い頃、よく祖母の話を聞いたり、両親との会話にもことわざや慣用句が出てきていたから興味が有ったのかも知れません。
漢字の読み書きも、私の小学生時代には、漢字の書き取り10問テストと言うのが有りました。
私は、母の勉強指導により、10問テストの勉強で間違えた漢字の数だけ、テストで間違えた数だけ、手の甲に抓り跡が出来ました。
その跡を見ると漢字が浮かぶように(^^ヾ
お陰で、10問テストは連続満点!同じ教室の女の子1人と、連続満点を競い、最後の最後のテストで1問間違え、その女の子に負けました(^^ヾ
漢字の読み書きに自信を持てたのも有りましたが、勉強すると、漢字の作りは意味を成しているものが多く、分からない漢字は気になって、辞書で引かずにはいられない。
そんな幼少時代でした。
最近は、迷うと携帯で漢字変換してしまったり、すっかり読み書きの記憶が薄れてしまいましたが・・・(^^ヾ
剣道を指導する一員として、剣道用語を質問されたら、答えなければ。
残心とは?守破離とは?3つの打つべき機会とは?
同様に、剣道を理解するために必要な慣用句やことわざも、理解して欲しいと思っています。
中学生くらいになると、私の教えの大部分は慣用句やことわざを知らずには理解出来ないようになりますし・・・(^^ヾ
是非、皆さんも子供達が慣用句やことわざを身近に感じられるよう、日頃の会話の中で子供達に伝え、教えてあげてください(^^)
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