2013年2月24日日曜日

剣道用語の勉強

2009.4.8

平成21年度剣道審査会 学科問題

◇三段

 ・「稽古で心がけなければならないこと」はどのようなことか述べなさい。

 稽古という言葉には、先人の教えについて工夫・研究し、考えるという意味が含まれている。また、稽古には「鍛錬」「錬磨」という鍛練的な意味や、「修錬」「修行」という修養的な意味がある。

 一般的には、次の点に心がけて稽古を行うようにする。

① 竹刀の点検、準備運動、整理運動をはじめとした安全面に留意する。
② 大きな目標や研究心をもって取り組む。
③ 礼儀作法を重んじる。
④ 立合いの「初太刀」を大事にして、一本一本をおろそかにしないように、常に旺盛な気力で、精魂を込めて稽古をする。
⑤ 基本に忠実に稽古をする。
⑥ しかけていく技を積極的に使って稽古をする。
⑦ 稽古後は反省し、工夫・研究を怠らない。

上記は今年度の3段審査学科解答です。
現在の県剣連会長が小林英雄先生(範士8段)に代わられた際より、県剣連から発行される用語集から出題されるようになりました。
この用語集から出題するので、その解答を覚えると共に、勉強しなさい。
と、言う意味だと解釈しています。
さて、管理人は、稽古とは、古(いにしえ)を稽(かんが)えるの意と覚えていました。
鍛錬、修錬。心を鍛える事、身体や技を磨く事だと理解していた。
現在、剣道を続けていられるのは、研究心が絶えないからだと思う。
試合や審査を通じて、現在の自分に足らない技術、精神が課題となる。

立合いの「初太刀」を大事にして一本一本をおろそかにしない事。
初太刀から始まり、相手との円が切れた時、また、初太刀となるのである。
そういう意味でも、一本一本は疎かには出来ない。

速く打つこと、正確に打つこと、技や気持ちをつなげること、これらは基本動作が出来ていないと高みを望む事は出来ない。

先の技(自分から仕掛けて打つ技)、後の技(相手の打ちを見てから応じる技)有れど、先の技無くして後の技ならず。
相手を攻めることが出来なければ、相手が自分の思うように打ってきてくれる事は無い。
難しくても、怖くても、やはり自分から仕掛けて、自分から攻めて打たなければならないのである。

稽古後は反省し、工夫・研究を怠らない。
稽古後に同輩達と剣道談義をすることは、自分の稽古を振り返る。
同輩達の稽古を振り返る。
その会話の中から、自分の反省、自覚、そして、他者から見た良い点、修正点などを知ることが出来、また次の課題へとつながっていく。

稽古で心掛けなければならないこと・・・解答のほとんどが、管理人の心掛けている事とリンクする。
剣道用語の勉強は、段審査の学科を受かる為にする事が多い。
しかし、それだけでは無い。
その段位で出題される用語とは、その段位に必要な知識であり、持たなくてはならない心なのだと思います。
子供達に聞かれて答えられるようにというのはもちろんの事、用語から学べる事も多いので、もっともっと勉強しなくては!と、思います。

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