2013年2月24日日曜日

伝承・継承

2010.4.10

昔、サムライの時代、剣道の前身、剣術と言われていた頃、北辰一刀流・小野派一刀流・柳生新陰流・示現流など、多くの流派が有った頃、剣術は一子相伝とされていた。
下記に意味を載せたように、一子相伝とは、奥義や秘法を多くの我が子達の中の1人にだけ伝えることです。
また、それらは口伝(くでん)によって伝えられたと聞くこともありました。

*一子相伝・・・学問・技芸などの奥義・秘法を自分の子の中の一人だけに伝えること

*口伝・・・[1]口で伝えること。くちづたえ。
       [2]奥義・秘伝などを口伝えに伝授すること。
       [3]奥義を書き留めた書。秘伝の書。

剣術も町道場で習えるようになり、剣道となって多くの道場・剣友会などで習えるようになった。
剣道を広めるため、多くの指導者が子供達に剣道を教えてきた。
我が剣友会もそうした中の一つである。

最近、思う。子供達は幸せだな~と・・・。
級を持ち、段を持ち、しかし、小学生であり、中学生であり、まだまだ剣道とはいかなるものか、基本とは、技とは、攻めとはどういうものか、その理解力、創造力の中では、学べるものは多くは無い。
しかし、教えてくれる先生・先輩方が、7段・6段・5段・4段、社会人・大学生・高校生として身体を鍛え、心を鍛え、培った剣道を、感じた剣道を教えてくれる。
小学生にして、中学生にして、高段位であったり、強豪高校・有名大学の剣道を学ぶことが出来るのである。
それゆえ、指導者と言う者は自己の稽古を、自己の修行を、怠ってはならないのである。
さて、やや慢心とも取れる、今の子は我々に教われて幸せだな~と、言う感じなのだが、そこで気付いた。
こうして今の自分が在るのも、小林栄一先生、石田先生、渡邉先生、柏木先生をはじめ、多くの先生、先輩方が培った剣道をお教え戴いたからこその現在(いま)なのだと・・・。

我も、先生方の剣道を継承し、また、今の子供達へとつないでいく。

もっともっと勉強しなくては。もっともっと稽古を積まなくては。もっともっと・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿