2013年2月24日日曜日

稽古にかかるという事

2005.2.9

この日、管理人同級のOBが稽古に来た。
OBは強く、綺麗な剣道をする。
強い人、綺麗な剣道、目標・憧れ、そういった人が目の前に居たら、稽古を見る、盗む、かかる。
これが自然な気持ちでは無いかと管理人は思う。
しかし、この日かかった子供は清水春樹・初鹿小波の2人しか管理人には見えなかった。
強いOBの稽古は時に厳しいものも有るでしょう。
しかし、必要無ければやらないし、かかり手の真摯な気持ちを感じなければする事は無い。

さて、人間にとっての恐怖、怖さとは、動物達の本能と同じもの以外にも有るそうです。
それは、人間は想像力と言うものを持っているので、見聞きしたものから想像し、時には楽しく、時には怖くなるのだそうです。

話は戻りますが、稽古においても、キツイかかり稽古を見たり、人の持つ雰囲気等から、同じように想像による恐怖を感じます。
そこで、そういった雰囲気を持つ人やキツイ稽古をしているのを見たりすると想像上の恐怖心に負けてかかるのをやめてしまう。
自分の中にある怖さに勝てない人が、相手の「なんとしても勝ってやる!」と言う気持ちに勝てるでしょうか?

キツイ稽古を受けている人も、やはり恐怖は感じるのですが、想像による恐怖程では有りません。
なぜなら、自分の弱い心に勝ったからこそかかることが出来ているのだから。
稽古中は怖いかもしれない、キツイかも知れない、しかし、その怖さの中で相手に向かって行くことが出来た、打っていくことが出来た、普段の自分の数倍の速さで打てた、抜けられた、良いアドバイスを戴けた。
お土産はたくさんなのです。

自分が苦手な先生・先輩、怖いと思う先生・先輩、強い中学生・小学生、かかる勇気を、自分の弱さに勝つ強さを、持って欲しいと思います。
強そうだからかかる。怖いからこそかかる。やりたくないからやる(私生活等において)。それ(上記)が自然だと思えるようになれば、剣道が強くなるだけでは無く、受験・就職・その他、多くの分かれ目において、迷うことは少なくなる。と、管理人は思う。





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