2010.12.30
クリスマスが過ぎると、稽古の機会は少なくなりました。
多くなったのは忘年会などの飲み会・・・。
管理人はお酒が飲めませんが、お酒の席は好きなので可能な限り出席します。
剣道では、稽古を第一道場、その後の飲み会を第二道場と言ったりします。
稽古では無いのだが、そういった稽古の後の飲み会で、先生方からアドバイスを頂いたり、
稽古場では聞けなかった有益な話が聞けたりするからです。
さて、年末に感銘を受けた先生のお言葉です。
「放てば満る」・・・何かを得ようと思うなら、何かを捨てなければならない。
現状の管理人に当てはめるなら、6段を取得したいと思うのなら、自分本位の稽古や理由を付けては楽をしている気持ちなどを捨てないと、放たないと得る(満る)事は無い。
そういった意味でお話戴きました。
また、別の日の稽古にて、「クマにはスピードは求めるものでは無い。もっと大きく構えて溜めて溜めてズバンって打てばそれで良いのだ」と、教えを受けました。
聞きながら、そうは言うけど、必要なスピードって有るんじゃ無いか?事実、スピードの有る相手には崩されるぞ?それに勝つには、同程度のスピードもしくは、瞬間的なスピードが必要なのでは無いか?などと思ってました。
しかし、その日の稽古の飲み会にて、違う先生から、肉離れをした僕を心配くださり、治ったとは言え、怪我をしないように身体と相談しながら稽古すれば良い。
無理な稽古はしないで良いぞ!と、仰って頂きました。
ご心配頂いたのは嬉しい事でしたが、「ありがとうございます。しかし先生、自分に足らないものを求めようとするならば、自分の身体に負荷を与え、酷使しなければそれは得られないのでは無いでしょうか?今までと同じように身体を使い、同じ気持ちで居たら身に付けられないのでは無いでしょうか?」
と、気持ちをぶつけてみました。
すると・・・「人生も剣道も足し算、引き算だと思う。足らないからと足してばかりいたら破裂してします。足した分、余計なもの、無駄な部分を引けば良いのだ。そうすれば、今の自分と同じであっても、成長した自分になれるのでは無いかな?」
衝撃的でした!!奇しくも、放てば満ると教えてくださった先生も、スピードを求めようとする稽古は違うと仰ってくださった先生も、足し算、引き算だと教えてくださった先生も、皆、同じ事を仰っていたのだと!!!
足すことだけでは無く、自分の無駄を無くし、余計な考えを捨てる事は、体力任せに足すことよりもより高度で、難しい事だと思います。
でも、そういう年齢、そういう段階に来ているのと教わった気がします。
高校生くらいまでは、足せるだけ足す、金平糖のようないびつな自分を、足し事で綺麗な大きな球にしていく事で良いと思います。
そうして、大きな大きな球を、今度は足したり引いたりしながら、無理無く、無駄無い完成形に、生涯掛けて形成していく。
早く来年にならないかな~(^^)稽古がしたい!(稽古始めまでに出来る事は自宅や頭の中でしていくぞ!!)
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