2013年2月24日日曜日

気遣い

2008.9.3


8/22(金)~24(日)まで、山中湖にて合宿を行いました。
着いてからの第一声は「寒い!」この日、山中湖は15℃でした。
しかし、熱中症にならずに稽古が出来る、絶好の合宿気候だったのかも知れません。

さてさて、まずはお昼のお弁当を宿の部屋にて食べたのですが…動いているのは中3の諏訪部のみ(初鹿は勉強のため不参加)。
小6参加者に喝を入れました。
先生方のお茶が空でも動かない。と、言うかそれ以前に気を配ると言う姿勢が無い!
その日の夜、指導者部屋に布団をひくように小6に言ったところ、冗談だとでも思うのか、逃げて終わりの様子。
ここでも怒り爆発!
明けて2日目、起床時間に男子の部屋に様子を見に行くと、6時起床に目覚ましが鳴り、それでもなかなか起きない様子。
子供達を起こし、明日はもう少し早くに起きて指導者部屋に起こしに来るよう言いました。
朝食・昼食・夕食と、なかなか気配りの出来ない小6に、早く食べて空の器に気付かせよう。
お茶を飲んで気付かせよう。
いつもの3倍くらい食べてた指導者達でした(^^ヾ
少しずつ、気配りの出来る子が1人、2人。
でもまだ誰かがやれば自分はやらずとも…と、思う子も居る様子。
3日目の朝、起こしに来た小6。
指導者は起きて、体操・素振りをする為に外に向かいます。
少しして女子が降りてきました。
男子は…6時15分。
始まりの時間にようやくぽつりぽつりと現れた。
5分前集合は当たり前として、準備が出来たら先に行って先生方を待とうとか、諏訪部先輩達は何時頃行くかな?先生方が行く前に行かなくちゃ!そういう気持ちが無いようです。
それに、3日間通して、朝、自分から挨拶の出来る子も少なく、こちらから挨拶をしてようやく挨拶を返せるくらい…。
剣道をやっているのに…。
朝の挨拶は、剣道をやっていなくても、朝起きたら両親や兄弟に挨拶をする。
当たり前の事だと思うが…。
それでも、少しずつやならくてはいけない事を理解し、動けるようになってきた小6達。
あとは今後、自宅でどう過ごすのか、稽古場で同じく気を使えるか、来年の合宿が、怖さ半分、楽しみ半分といった感じになりました(^^)

「気遣い」、どうしてそこまでやらなくてはいけないのか。
指導者は、常に出来ることは全て自分でやろうと思います。
しかし、必要な躾、勉強なのであえてやらせます。
社会に出た時、相手や周りの人達に気を使える事は、剣道を通して学んで良かったと思えることの一つです。
また、気を使うと言う事は、その相手に意識を集中し、よく見ないと出来ません。
一挙手一投足を気に掛ける。
身に付くと、絶えず見なくとも、意識を相手に飛ばし、気配により相手の状況を知ることが出来るようになります。
これが剣道には必要となります。
相手の細かな動きで心理を知り、相手が動くことを予測する。
それにより、攻めたり、勝ってから打つことが出来ます。
もちろん、師や年長者を敬う気持ちと言うのは剣道に限らず必要な気持ちだと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿