2013年6月15日土曜日

チェキ

先日、体験入門を開催した際、並びに、翌週に来てくれた見学の子達の剣道着姿を、

チェキで撮影させて貰いました。

プーさん柄のチェキフイルムに、笑顔の胴着姿、竹刀を構えた凛々しい顔が、写っていました。

大きくなった時、思い出に残ると良いなと思います。

剣道を始めてくれるのか、剣友会に入って貰えるのかは分かりませんが、小さい頃の

写真や映像は、出来る限り残しておくと、良き財産となると思います。


さて・・・この時、久々に出してきたチェキ。

電池とフイルムを購入するために、富士フイルムの写真屋さんに行きました。

しかし、昔はあんなに並んでいたフイルムも、プーさん柄が1箱と、無地の白いフレームのフイルムのみ・・・。

若干の寂しさを感じました。

そして、今日、川崎のヨドバシカメラに寄りました。

PCグッズやなんやと購入し、大きな袋を下げながら次の品を店員さんに探して貰っていた

時間、ふと見ると、チェキのカメラが展示されていました。

多くの種類と、形やデザインも新しく、チェキは今、こんなに変わったのかと驚きながら

見ていました。

そういえば、同僚の娘さんが修学旅行にチェキを持って行くって聞いて、なんで、チェキ?

って思ったのを思い出しました。

確かに、このデザインなら、欲しいし、持って行こうって思うかも(^^ゞ

ジーーっと見ていた僕に、売り場のお姉さんがカタログチラシを見せながら話しかけてきます。

昔は、電池もカメラ用の高い電池でしたが、今は単三電池になったんです。

カメラも可愛くなったし、フイルムにもこんなに色々な絵柄が付いているんですよ!

そうですね(^^)と、相槌を打つ僕に、チェキはお持ちなんですか?

はい(^^)自社商品ですから(^^)

ちょっとヤラシイ言い方になってしまいましたが、チェキの様変わり、海外に渡るまで多くの方々に

愛されているのを見たら嬉しくて(^^)

頑張れ、お姉さん。売上げが増えることを祈ってます(^^)

僕が、チェキのカメラやフイルムの開発に従事してたのは、もう10年以上前か。

白地のフイルムフレームに絵柄を付ける苦労も、懐かしい思い出です。

僕の10年、20年。仕事と共に、剣友会・剣道に打ち込む日々でした。

形が変わって流行るものもあれば、形を貫いて時代に向かうものもある。

しかし、本質の良さは変わりません。

10年後、剣道の良さ、続ける中に見える本質、受け継がれることを切に願います(^^)

2013年6月10日月曜日

3回忌

6月4日は、2年前に亡くなられた我らが師、小林栄一先生のご命日である。

もう、2年も経ったのだな。と、言うのが正直なところ。

時の経つのは早いものです。

89歳まで、南足柄剣友会を立ち上げ、南足柄市剣道連盟を立ち上げ、
剣道を通した人間育成に尽力されていました。

僕らが子供の頃は、100人くらいの小・中学生が剣道を学んでいました。

未だに、昔、南足柄剣道教室で小林先生に教わった。南足柄剣友会で小林先生に教わった。

息子が、娘が教わった。と、多くの方々から話を聞きます。

「剣道とは、人間形成の道である」

「礼に始まり、礼に終わる」

先生から教わった、長く続ける事の出来る綺麗な基本。

礼儀、稽古の仕方、物事の受け止め方や考え方、剣道を通してお教え頂いた事は数え切れません。

改めて、ありがとうございました。


関わった多くの先生方、先輩方、後輩達、保護者の方々、皆、永遠に生きていて欲しいと思う。

しかし、別れは必ずやってきます。

そんな時、悲しみと共に、お教え頂いた事、語って頂いた事、若く未熟な僕の話を聴いてくださった事、思い出されます。

教えを胸に刻み、恥じない生き方を、恥じない剣道をしていこうと思います。

6月4日は、小林先生のご命日。

覚えている教え子達、何人居るのだろうか。

覚えておいて欲しい。そして、心でご冥福を祈ると共に、皆を見守ってくださる先生に、
自身のこれからを誓って欲しい。

僕は、そうしています。

元気で頑張っています。仕事を頑張っています。教え子達、先輩・後輩達も元気です。

6段受からず、スミマセン。結婚の報告も出来ずでスミマセン。

でも、全て、頑張ります!まずは、6段目指します!


40歳になった自分。これまでに、親しくさせて頂いた剣道の先生、基本を教えてくださった先輩。
お世話になった保護者の方々。残念でなりませんが、お別れが有りました。

可愛がってくれた祖母もそこには含まれます。

僕は、寂しがりやなので、命日には悲しくなりますし、可能な限りお墓参りに行かせて頂きます。

しかし、悲しいことに年々、増えていきます。

そうなると、徐々に昔の方からお墓参りが遠のきます。

しかし、記憶や教えは消えません。

僕がいつなのかは分かりませんが、記憶・教え、継いでいきたいと思います。

2013年6月2日日曜日

体験入門

昨日、先輩のお子さんが同級生を連れて来る。

と、言うので、急遽、体験入門を開催する運びとなった。

この機会に声を掛けてみる。そして2名が参加してくれました。

剣道の楽しさを、剣道に興味を持って貰う。がコンセプトでした。

しかし、意外と難しい(^^ゞ

どこから、どこまでをやらせようか。どこまで教えるべきか。

イメージのプランだけでは、なかなか上手く運ばない。

今回は、まず、胴着・袴を着て貰う。

格好良い自分を感じる。そして、親御さんにも感じて貰う。

チェキで写真も撮りました。何年振りかでチェキを出しました(^^ゞ

正座の仕方、礼の仕方。

これは剣道の基本であり、求められるところでもあるでしょうから外せません。

折角なので、竹刀も持たせ、振らせてみました。

さまになります(^^)

こうして、剣道に触れて貰いました。

最後は、先生に、元気に挨拶しないと相手に伝わらないよ!と厳しく注意。

そんなところも、剣道です。


3ヶ月置きくらいで実施していこうと思います。

次回はプランをしっかり、決めて実施しようと思います。


来てくれた子達が、剣道の楽しさを感じてくれる事を期待します!!

2013年4月23日火曜日

継続は力なり

継続は力なり・・・まさにこの言葉だなと思いました。

秦野市立南中学校剣道部

中体連 剣道 秦野市大会?(正式名称知らなくてスミマセン)

団体の部 男女アベック優勝!!  

個人戦   男子の部  準優勝・同率3位(2名)

       女子の部  (ごめんなさい。結果を知りません)

おめでとうございます!!!

2013年4月21日(日)、秦野市総合体育館にて、中体連の秦野市大会が行われました。

秦野市は、渋沢中学校・東中学校・西中学校・南中学校・鶴巻中学校・南が丘中学校・北中学校・大根中学校・本町中学校、この9校全てに剣道部を作れているらしい。

剣道人口減少によって、剣道部員の確保には苦しんでいるようですが、剣道部が在り、そして、毎日練習出来る環境は、南足柄市在住の私にとっては、羨ましい限りです。

市の方針なのか、教育委員会か、学校に理解や姿勢が有るのか、今後、聞いてみたいと思っています・・・。

さて、なぜ、私が今大会を観に行ったのか?

南足柄剣友会にも、稽古・合宿等に参加頂いた、私の同僚の息子さん(加藤君)及び、一緒に来てくれた子が居たので、それから見ていなかった時間に、どれだけ成長したのか、観てみたかったからでした。

剣道は、1回、2回教えて貰ったからと言っても、毎日我流で稽古してしまえば、ほとんど変わらぬのが実情でしょう。

剣友会に居ても、言われるアドバイスや教えを流していれば同じ事ですが・・・。


さてさて、加藤君目当てとは言え、多いのです。加藤君。

秦野南中にも2人居たはず・・・。

まあ、そこは、後ろから同僚(加藤君父)を見ていれば自ずと分かりましたが(^^ヾ

面をかぶっていても、加藤君の立ち姿、分かりました(^^)

互いに礼!蹲踞。

「あれ?」

格好良い(^^ヾ

背筋の伸びた蹲踞。そこから頭に風船を付けた如く、スッと立ち上がる加藤君。

「出来る!?」

始めっ!!!の掛け声に始まる試合。

初太刀、飛び込んでの出小手!・・・・・1本!!

開始線に戻り、2本目、相面!・・・・・・1本!!

なんと、二太刀(ふたたち)で終了!

強いじゃ無いか!!(^^ヾ

2試合目、3試合目と、スピードと反射神経を駆使して勝っていく。

決勝は年下だが名が売れている試合巧者。

これまで、勝った事は無いらしい。

序盤、声も動きも緊張感でやや鈍い。しかし、1本打ってからは良い攻め、良い打ちにて相手を圧倒。

結果、負けてしまうのだが、下記を修練したら、夏には勝つだろう。

それでも、中1から剣道を始めて中3春で準優勝!おめでとうございました(^^)

・ 1本打った後に相手から目を離さない(目付け)

・ 1本打ってキメ、アピールは素晴らしい。「打つ」とは、ここで打てばイケる!との思い有っての行動なので、キメ、アピールするのは当たり前。しかし、この当たり前がなかなか出来ない。1本に賭ける気持ちの強さが伺える。ただ、その気持ちは良し。それでも決まらなかった時、即座に気持ちを切り替え、目で追っている相手の隙を探し、そこを打突する。その中で決まった!と思えば再度のキメ、アピールをすれば、1本になる。ここを今度は身に付けよう!

・ 出小手とは、相手が面を打とうとする、その手元が上がる瞬間を打突するもの。
 相手の手元が上がって無い時の打突は、相手に打つ意思が無い。または相手の小手ががら空き、そんな時はアリでしょう。それらを技として打ち分けると更なる武器を身に付けられるかと。

・ 出小手を極めると、自然と小手面も速くなる。小手面という技、相小手面。これも大きな武器に(^^)


剣道は、奥深い。自分さえやる気で居れば、やれば、やるほど、工夫すればするほど、強くなれる。

同じ相手に今日勝てるからと言って、明日も勝てるとは限らない。または、相手が変われば同じ戦法も通用しない。だからこそ、楽しいのだと思う。

私も、40歳になり、6段を目指して30年、剣道を続けているが、まだまだ、日々、「こんな攻め方が有ったのか!」「こんな技の使い方が有ったのか!」発見したり、教えを受けたり、真似てみたりする。

まだまだ、これから。もっともっと、高みを目指して頑張りましょう!!


我が教え子達!稽古に励むかどうかは君達次第。剣道部は無くとも、意思が有るなら場は有ります。自分の目指すべき目標を、もう一度考えてみよう!

剣道部員のほとんど中学から剣道を始めた子達ばかり。それでも、3年間続けたらアベック優勝出来るのだ!

君達も、3年間続ければ、地区優勝、県大会出場。は、夢では有りません・・・。






2013年3月20日水曜日

習工練(しゅうこうれん)

習工練(しゅうこうれん)・・・初めて聞きました。

級審査、市剣連剣道大会終了後、毎回、連盟の先生方で反省会を行います。

その席上で、山﨑会長からお聞きした言葉です。


剣道に限らず、先生から習った事を実際にやってみて、「おや?」と感じることが大切。

そして、「先生の言っている事に近づくためには、自分はどのようにすればいいのか…」

と工夫をし、それを練習する。

そういう意味のようです。

剣道用語にしては聞いたことが無い。しかし、柏木先生もご存知でした。

歴史上の人物の言葉のようです。


と、言うことで、私も習ったこの言葉を理解出来るよう、ネットで調べてみました(工夫)。

すると、下記の事が分かりました。


【習い・稽古・工夫】

剣道には「習い」「稽古」「工夫」の三つの要素が大事であり、」これを一体的に練り磨かなければならない。

これを三磨の位(さんまのくらい)という。

習ったことを、ただひたすらに稽古する。

身につけたところで工夫をする。

これをグルグルと車輪のように繰り返す。と、いうような教えです。


新陰流の教えで、新陰流とは、柳生新陰流の柳生宗厳の師、上泉信綱の流派のようです。

その中で、上記のように、習い・稽古・工夫とされていたが、剣道用語として伝わる中で、

習工練(しゅうこうれん)という、習い・工夫・稽古という言葉も出来たみたいです。


冒頭に書いたように、習った事を身に付けるためには、工夫が必要です。

言われた事、稽古の内容などをまず、頭に残す事にも工夫というか努力が必要ですから。

そして、出来るようになるための工夫・努力。

出来るようになったら、それを自分の剣道(自分の体格・剣風・性格など)に活かすための

工夫が必要。

その工夫・努力が、稽古。と、言うことになるのでしょう。


習い・稽古・工夫の「三磨の位(さんまのくらい)」は、「守・破・離」にも通ずる気がします(^^)


さてさて、ウチの子達は、「習い・覚え・工夫・稽古」を実践出来るでしょうか、楽しみです(^^)

2013年3月17日日曜日

H24年度 後期級審査会

H24年3月17日(日)、午前中は級審査でした。

頑張って練習した成果を出せた子、残念ながら足りなかった子。様々ですが、

合格した子には「おめでとう!」を贈ります。

文句無しの合格の子も居るけど、ギリギリ合格した子も居る。逆に、ギリギリの不合格も居る。

受かれば嬉しい。落ちれば悔しい。

けど、これは今日限りの事。

明日からは、受かった級の実力を落とさず、受かった級に恥ずかしくない剣道をしなくてはならない。

落ちた子も、落ち込むのは今日限り。明日からは次回を目指して足らなかったところを補おう。


和、おめでとう。

打てる。当たる。形も綺麗。でも、満足せずに、もっともっと速く、勢い良く動けるように、
足捌きを頑張ろう。もっともっと強い子に勝つためには、もっともっと大きな声を出さなきゃね(^^)

大和、おめでとう。

大きな声はだいぶ出せるようになったね(^^)
抜き胴も、タイミングも良いし、もう少し正しく、強く打てれば1本になるね。

でも、面が当たらない。面は、手で打つのでは無く、竹刀で打つのです。
両手・両腕を大きく振っても、竹刀の剣先が相手の面に届いていない。
どうやって、両手・両腕を動かせば竹刀の先を振ることが出来るのか、
次回の稽古から考えて稽古してみよう。

分からなければ聞いてください(^^)

亮、おめでとう。

今日の結果は練習の成果です。
正直、手も足も身体も動くほどにバラバラになり、相手に打っても当たらない。
あの状況から、ここ2回程の稽古では当たるようになり、身体が崩れなくなった。
驚きです(^^)

ここからです。さらに、小さな打ちでも、2本、3本と連続して技を出しても崩れないように、
打ち込み、掛かり稽古を積みましょう。

次は試合で勝つ事だね(^^)頑張れ!

革、おめでとう。

良いところが出ていたね(^^)1人目、2人目共に、初太刀(1本目の打ち)から良い面が打てていました。
次は1級です。中1の夏には、1級を、10月には初段です。
これからいっぱいいっぱい頑張って、精神的にも強くなりましょう(^^)

涼太、残念だった。

けれど、ギリギリ受かるより、次回、バッチシで受かってやろう!
今月の試合が終わったら、日常の歩き方、重心の置き方、剣道の構え、飛び方、
見直して、膝に痛みの出ない、新涼太の剣道を一緒に作りましょう!

声は、長く大きく、いつでも出せるようになろう。先輩や先生の目指す声を真似たら良いかも。
打ちは、全体的に出が遅い。
相手が来る、来ない。とか待つよりも、誰にも追い付けないようなスピードで、自分から間(ま)を
攻めて、誰にも追い付けないようなスピードで技を出しましょう。

それが、中学での当面、君の目指す剣道かと思います(^^)

級審査、段審査は、自分が自分の剣道をどう思うかでは無く、他者(先生方)が自分の剣道を
どう見るのかというものです。

それだけに、今の自分はどこまで出来ているのか、今の自分はどう見えるのかを知れる
良い機会です。

また、同じ年齢や同じ級の子と自分の差を見れる機会でもあります。

皆で一緒に、頑張りましょう!!!

2013年3月5日火曜日

久々の稽古

今日は、月曜の小田原市役所剣道班の稽古に行ってきました(^^)

役所の剣道班の人が4~5人。あとは近隣の剣道愛好家。

だいたい10人~15人くらいの大人が集まります。

基本的な仕切りは剣道班が行います。素振りや基本、打ち込みはなかなかにキツイ(^^)

それでも、メンバーの入れ替わりは有れど、多人数での稽古が定着しています。

きっと、剣道班の先生方が分け隔てなく受け入れてくれる雰囲気。

そして、なにより稽古になる。と、いうレベルの高さが求心力となているのかと思います。

さて、僕はというと、昨年12月から、海外や国内を飛び回り、業務過多。

数回の稽古しか出来ていませんでした。

ぼちぼち、リハビリ気味の稽古が出来、ようやく稽古をしてもどこかが痛む事無く、

稽古出来る感じに上がって来ました。

稽古から遠ざかると、自分が何を気を付け、何を意識して攻め、打突し、
どんな内容をイメージして稽古していたのか、忘れない1つは有れど、全てを思い出せずに
いるような、記憶喪失に陥ったドラマの主人公みたいな気分になります(^^ヾ

稽古を重ねるごとに、1つ、1つ、思い出してきます。

もちろん、その日だけの思いつきも有りますが・・・。

そうした1つ、1つ、1回、1回の稽古を積み重ねる中で、稽古相手の同輩・先輩・先生方から
アドバイスや感触を戴きます。

そこで閃く(ひらめく)。

そこで気付く。

そうして手応えを感じては自己満足に喜び、次回の稽古への楽しみが出来ます。

そしてきっと、明日の稽古では、同じように試すが上手く行かずに落ち込む。

そして、また1つ、1つとプラスしていく。

その繰り返しをする事が稽古であり、そうする日々を過ごすことが、じわり、じわりと
自分を高めてくれる。

僕は、穏やかな性格だ。

B型なので、カッとする事は有っても、醒めるのも早い。

戦闘には向かないタイプだ。

それゆえ、稽古でも、試合でも、どう攻めれば良いのか、どんな気持ちで居れば良いのか、
分からなくなる。

しかし、最近は、1本取るために攻め、動き、打突する。
それが終われば、決まろうが決まらなかろうが、次の1本取るための攻め、動き、打突する。
この繰り返しなのだと、ようやく気付く。

攻める前に、攻めてる途中に、攻めた後に、打突の後に、休憩している暇など無いのだ。
そこに、空白の数秒、ボケっとしている数秒、心・身体・竹刀の動いていない数秒を作れば、
そこには、攻められ、崩され、打たれる。と、いう未来しか待っていない。

キツイが、負けるよりはマシだ。

今夜は、喜久雄先生に、竹刀で攻めるな、相手の竹刀を敵だと思うな。
と、言われ、剣先の中心を取られた時に、左手を締めると中心を取り返せる。
そんな事を学ばせて頂いた。

こればかりでは、やはり打たれる。

けど、引き出しの一つにはなった。

今の自分の攻めに、攻め方として1つ、加えてみようと思う。

次回の稽古が楽しみだ(^^)

忘れないようにするため、剣道ノートに書く前に、Blogに記す(^^)

2013年2月26日火曜日

Blogデビュー

前身の南足柄剣友会HPでは、「管理人日誌」として稽古や指導などで感じた事や、学んだ事等を綴って来ました。

この度、先輩の助けを受け、Blog化しました。

最近、なかなか更新出来ていませんでしたが、今後も、感じた事や悩み?など、投稿していこうと思います。

「独り言」や、「日記」?みたいな感じになるかも知れませんが、読んで何か有りましたら、コメント頂けたらと思います。

宜しくお願い致します。

2013年2月24日日曜日

剣道の気品

2012.6.25

剣道を修行する上に、種々の目標を立てることができようと思う。
昔から「大強速軽」ということがある、これなども誠によい教えで、大きい、強い、早い、軽妙な剣、それぞれ修行の目標となるものである。
すなわち、この意味から「気品」ということも剣道修行の大切な一目標になろうかと思う。
強いということも、勿論重要なことであるが、強いだけでは物足りない。
「強い剣道」であると共に「気品ある剣道」でありたいものである。
あの人の剣道には「気品」があるとか無いとかは、誰にも自然に感じられるものであるが、然らば、その気品とはどんなものか、という段になると、容易に言いあらわし難い。
「気」を花にたとえれば、「気品」はその薫りのようなものではあるまいか。
あるいは心を光になぞらえれば、「気品」はそのうつろいのようなものではあるまいかと思う。
花鮮やかならざれば薫りを得がたく、「光」明らかならざれば、そのうつろいを望み得ないと同様に、気品は正しい心、澄んだ気から、自然に発する得もいわれぬ気高さである。
何事によらず、真剣になっている時ほど、気高いものはなく、三味の境地、無念無想の境地に入り込んだ時ほど気品あるものはない。
結局、真剣を離れて気品は得られぬものである。
「一本の稽古」もいやしくもせず、ただ真剣、ただ一心、その心掛けがあったら求めずして上達し、求めずして「気品」ある稽古となるは、請合いである。
斎戒沐浴、神の御前に出るが如き厳粛なる気持ちをもって、日々の稽古を真剣に励みたいものです。
「端正」ということも、気品を養う上に大切な要素の一つである。
「心が端正」でなければ、気品は添わない。
徒らに勝敗に拘泥するとき、品が悪くなる。
私心、邪念にとらわれて、稽古に無理がある中は気品が添わない。
形の方面よりいうならば、稽古着(剣道着)や道具(剣道具)の着け方が正しくなければ、品は添わない。
姿勢の悪いのや動作の粗野なものも品を傷つける。
剣道は「礼に始まって礼に終わる」といわれるが、礼儀を離れて気品はない。
斯く段々に考えてくると、心も形も、共に正しく、互いに、相い助けるのでなければ、真の正しい立派な剣道、気品ある剣道となることは出来ない。
「心正しければ剣また正し」というのも、この意味に外ならないのである。
気品を養う上において「気位」というようなことも考えられる。
即ち、戦わずして敵を呑む「気位」、遂には宇宙を呑吐する程の気位に至って、いよいよ気品は高まるのである。
さらに申したいことは、剣道を単なる「竹刀打ち」と考えている中は、本当の気品は生まれないということである。
この道は「天地自然の理法」に貫通する至高の大同であることを悟って修行の上にも理想をもって進むことが肝要である。
理想ある剣道と、然らざる剣道とでは、気品の上にも、「天地雲泥」の差が生じてくる。
しかし無理に気品をつけようと気取ってみても本当の気品にはならない。
気品は朝に求めて夕に得られるものではない。
絶えず心を練り気を養い、心と技とが進むにしたがって、自然に備わるべきものである。
奥ゆかしき気品を漂うところ、人格そのものに高き香り薫(くん、カオリグサ)じ、明るき光りうつろい、誰しも自ら湧き起こる尊敬を禁じ得ないものである。
折れず、曲がらず、鉄おも両断する切れ味と、にえ、におい、言うに言われぬ気品をもつ名刀の如く、願わくば、剣道においても「強さ」と「気品」の、両者を併せ得たいものである。

捧ぐ

2011.11.6

平成23年6月4日 午前4時32分 当会会長 小林栄一先生(89歳)ご逝去

我らが師 小林栄一先生に捧ぐ

ふとした瞬間、先生の穏やかなお顔が瞼に浮かぶ。

もう、お話出来ないのだな。笑って頂けないのだな。叱られたり出来ないのだな。

寂しい限りです。
後年、先生と面を着けての稽古を戴く機会は数少なくなってしまったけれど、教わった基本通りに真っ直ぐに攻め入り、打突を放つ。
若く、速く、遠くから放つ僕らの打突は、先生の面や小手を叩くことが出来る。
それでも、当たってしまうから詰まらない。とは思わない。
時間の限り、真剣に、先生への打突を狙う。

「小手なりっ!」「胴!!」

先生の竹刀が走る。

打たれた。この打突も、良い感じにスピードも有り、真っ直ぐに攻めての打突だったのに、「パカンっ」という乾いた音のする見事な打突。

参った。さすが、師匠(せんせい)だ。やはりまだまだ僕らの敵うところでは無いのだ。

稽古を戴く度に、毎回そう思ったものだ。

 背が高く、ダンディーだった先生。胴着・袴や防具の着装にはよく注意もされたし、手ずから直されたりもした。
剣友会の創立30周年、40周年の記念大会では、紋付袴で演武をやらせて戴いたが、この紋付袴の着け方もなかなかに難しい。

やはり、先生に教わり、面倒を見て頂いた。

ある日、道場連盟の賀詞交歓会に出席する先生のお供をすることになった。
先生はキチンとした正装をされており、僕らはジーパンはさすがにマズイと、正装っぽい私服で臨んだ。
結果・・・怒られた(^^ヾ
服装や見た目も、その人の品格を表すもの。その場には、その場に相応しい格好が有る。

剣友会では、小林先生が先生。僕らも、先生と呼ばれる年齢になってしまった。
僕らの中では、頂点に小林先生という、僕らに剣道を教えてくださった先生が存在しており、僕らはその1段下で、先生の下で自己の稽古と、指導を学ばせて戴いているという感覚なのだ。

ところが、小林先生の中では、すでに先生も我らも、同格で、剣友会で子供達の指導にあたっている。
そのように思ってらっしゃったようで、度々、「先生」と1段上げる僕らと、同格なのだと並列に物事を考える小林先生との中でお互いを尊重・敬愛し合戦みたいな会話になったものでした。

自分の教え子を、成長したと認め、喜び、同列と見なす先生の度量や器の大きさは、やはり、僕らの目指す師匠(せんせい)でした。

先生、見てらっしゃいますか?聞こえてますか?

また、先生と、お話したいです。先生と一緒に、剣道したいです。しかし、叶いません。

こんな時、先生だったらどう思われただろうか。先生だったら、どうしただろうか。そんな風に自問自答する時、僕らは、瞼の中で、先生とお逢いする事が出来ます。思い出す事が出来ます。

数多く、先生から言われた言葉、教えて戴いた事、先生を見てきて、傍で過ごさせて頂いて、記憶の奥底に先生の魂を受け継いでいます。

師匠(せんせい)への感謝を忘れずに、一瞬一瞬、一日一日を、基本を忘れずに真っ直ぐ歩いて行こうと思います。

小林栄一師匠のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

古き習慣

2010.12.31

12/29、床屋に行きました。
母から、「少し伸びて来たから行ったら?」と、言われたので行きましたが、いつもなら、あと半月後くらいが切りに行くタイミング。
しかし、特に反意無く、床屋に行きました。
新年を迎えるにあたり、年末までに身奇麗にする。
これってお祖父ちゃん、お祖母ちゃん、お父さん、お母さんの時代以前からの習慣と言うか、文化なのでは無いかな?
大掃除は、学校でも会社でも自宅でも、行う年末の鉄板行事。
年末には自家用車も洗車する人が多く、ガソリンスタンドも激混み!
元旦には朝風呂で身を清めてから新年の挨拶をします(管理人宅だけか?)
当たり前の感覚でいたけど、時代は流れ、最近はそういった感覚も少しずつ薄れ始めているのかな?
床屋さんも言っていました。
昔は、12月15日~31日までお客さんが集中し、逆に1月にはほとんどお客さんが居ないくらい、それくらい年末に床屋に来る人が多かったと・・・。
まあ、良し悪しで、上記の習慣・文化が薄れた事により、集中してお客さんが来る事も和らいだけど、1月もそこそこ平均してお客さんが来てくれるらしい。
だから、悪い面ばかりでは無いのかも知れません(^^)

先日、中学生に「年末は年賀状も書かなくちゃいけないし、忙しいよな!」と、言ったところ・・・
「年賀状は来た人にだけ出すので、年末は忙しくないです!」と、答えが返って来ました。
「ええっ!学校の担任の先生や、小林先生にも年賀状、書いていないの???」
管理人が子供の頃は、母に字が汚いと激怒されながら、必死に年賀状や暑中見舞いを書いていたものでした。
床屋さんのお子さんも、同じく、来た人にだけ書くのだと聞きました。
相手も同じく来た人にだけ出すのだとしたら、少しずつ、賀状のやり取りなど、無くなって行くのでしょうね・・・。
そう言えば、管理人のから出している子供への年賀状は2~3枚なのだと、パソコンの住所録を見直して、少し驚きました。
管理人は剣道関係の先生方や職場など、結構出すので、来ないなら来ないで楽では有るけど、時代は変わったのだな~と実感・・・。
さらに、とある中学生の立礼を見ていて、ゆっくりした礼、止まる時間は2~3秒、また戻りもゆっくり。
「・・・礼ってのはパッと礼してしっかり止まり、またパッ戻るものなんじゃ無いか?」
「挨拶とは、一挨一拶(いちあいいちさつ)という禅宗の問答から来ている言葉なのだ」

* 一挨一拶(いちあいいちさつ):「挨」は心を開くとか接近する、「拶」はせまる、近づくという意味

ここまで話して、問答と言うのが分かるだろうか・・・。現代の子には問答を説明する分かり易い例えが無い。
管理人が子供の頃は、「一休さん」で問答をするシーン(「そもさん!」「せっぱ!」)が有りましたし、映画「ファンシィダンス」(本木雅弘/鈴木保奈美)で本木雅弘扮する坊さん役がやはり問答をする場面が有りました。
これらを観て無い子供達には、問答と言う言葉も分かりづらいでしょう。

さて、問答とは、師が弟子に、その成長を確認するため、質問を出し、それに答えるというものです。

「そもさん(問題を出すよ?)」

「せっぱ(お答えします)」

弟子が修行によりどのレベルまで来ているか、またはその日の体調はどうなのか、そういったことを問答により感じ取る。
それゆえ、師匠の質問に対して、間髪置かず答えるのが問答のやり取り。
そこから来たのが挨拶なのだから、ゆっくりのんびりの礼では違うのでは無いか・・・。

まあ、そんなこんなな年末の出来事を通し、昔の習慣や文化が薄れて来てるのだな~と実感した2010年12月でした(^^)
「一休さん」「赤胴鈴之助」「六三四の剣」は放映して欲しいですね(^^)

上記を子供達に強制するつもりは皆無です。
ただ、こうした事が有り、こうした意味が有る。それはいずれ機会が有れば伝えようと思います。

足し算・引き算

2010.12.30

クリスマスが過ぎると、稽古の機会は少なくなりました。
多くなったのは忘年会などの飲み会・・・。
管理人はお酒が飲めませんが、お酒の席は好きなので可能な限り出席します。
剣道では、稽古を第一道場、その後の飲み会を第二道場と言ったりします。
稽古では無いのだが、そういった稽古の後の飲み会で、先生方からアドバイスを頂いたり、
稽古場では聞けなかった有益な話が聞けたりするからです。

さて、年末に感銘を受けた先生のお言葉です。

「放てば満る」・・・何かを得ようと思うなら、何かを捨てなければならない。
現状の管理人に当てはめるなら、6段を取得したいと思うのなら、自分本位の稽古や理由を付けては楽をしている気持ちなどを捨てないと、放たないと得る(満る)事は無い。
そういった意味でお話戴きました。
また、別の日の稽古にて、「クマにはスピードは求めるものでは無い。もっと大きく構えて溜めて溜めてズバンって打てばそれで良いのだ」と、教えを受けました。
聞きながら、そうは言うけど、必要なスピードって有るんじゃ無いか?事実、スピードの有る相手には崩されるぞ?それに勝つには、同程度のスピードもしくは、瞬間的なスピードが必要なのでは無いか?などと思ってました。
しかし、その日の稽古の飲み会にて、違う先生から、肉離れをした僕を心配くださり、治ったとは言え、怪我をしないように身体と相談しながら稽古すれば良い。
無理な稽古はしないで良いぞ!と、仰って頂きました。
ご心配頂いたのは嬉しい事でしたが、「ありがとうございます。しかし先生、自分に足らないものを求めようとするならば、自分の身体に負荷を与え、酷使しなければそれは得られないのでは無いでしょうか?今までと同じように身体を使い、同じ気持ちで居たら身に付けられないのでは無いでしょうか?」
と、気持ちをぶつけてみました。

すると・・・「人生も剣道も足し算、引き算だと思う。足らないからと足してばかりいたら破裂してします。足した分、余計なもの、無駄な部分を引けば良いのだ。そうすれば、今の自分と同じであっても、成長した自分になれるのでは無いかな?」

衝撃的でした!!奇しくも、放てば満ると教えてくださった先生も、スピードを求めようとする稽古は違うと仰ってくださった先生も、足し算、引き算だと教えてくださった先生も、皆、同じ事を仰っていたのだと!!!

足すことだけでは無く、自分の無駄を無くし、余計な考えを捨てる事は、体力任せに足すことよりもより高度で、難しい事だと思います。
でも、そういう年齢、そういう段階に来ているのと教わった気がします。
高校生くらいまでは、足せるだけ足す、金平糖のようないびつな自分を、足し事で綺麗な大きな球にしていく事で良いと思います。
そうして、大きな大きな球を、今度は足したり引いたりしながら、無理無く、無駄無い完成形に、生涯掛けて形成していく。

早く来年にならないかな~(^^)稽古がしたい!(稽古始めまでに出来る事は自宅や頭の中でしていくぞ!!)

コツ

2010.12.23

「GET SPORTS」と言う深夜番組で、「フルタの方程式」コラボ企画というのをやっていました。
その中で、元東京ヤクルトスワローズ選手兼任監督の古田敦也さんが言っていた言葉に共感しました。

練習とは「コツ」を掴む事だ!!

なるほど!と、思いました(^^)
自分は普段、稽古で何を考え、何をやろうとしているか・・・。
今より面を速く打つには・・・。相手に打つとバレずに打つには何をするべきか・・・。
相手の動き、打ちに対して応じ技を上手く打つには・・・。速く抜けたい、打った後にアゴを上げずに打とう・・・。
イッパイ有りますが、これらは何なのか?
勝つために、上手くなるために、目指す動きをするためのコツ探し。
そうなのだ!見て盗む、聞いて実践する。自分なりのコツを掴むため。
だから、剣道は、稽古は、楽しいのだ!!
コツさえ掴んでしまえば面白いように出来なかった動きが、技が、出来るようになる!!!
勝つために、思う動きをするために、足らない部分は山ほど有る。
山ほど有ると言う事は、現在の自分がまだまだであるって事にもなるが、逆に思うと、コツを掴んでいけば、もっともっと強くなれるって事だ!
剣道の奥は深い。目指す頂きは遠いようで近く、近いようでまだまだ遠い。

さあ、コツを掴むため、稽古をしよう、工夫をしよう、考えよう、まずは行動しよう!!!

繋がり・思い出

2010.11.21

他にも更新しなきゃあいけない事有るだろ!って事は置いといて・・・(^^ヾ

土曜日、久々に立ち寄ったセブンイレブンにて、車の座席を倒して車載TVでDVD観ながらまったり一休みをしていたら・・・剣友会OGとそのお母さんに声を掛けられた(^^)
他愛の無い話や剣友会の話など、近況をお互いに話し、終始笑顔の時間が有った。
先輩、先生を見かけた時、気軽に声を掛けられる関係性、良いな~と思いました(^^)
まあ、中には見かけて「ヤベェ!気付かなかった事にしよう・・・」とかって関係も有るかも知れないけど・・・(^^ヾ
先輩、後輩、先生、教え子、多くの人間が、大きな年齢の間に存在している。
それらは全て、「南足柄剣友会」という繋がりの中に居る。
どんな世界も同じかも知れないが、一つの事をやり通す。辞めない事、これは非常に大きな事だと思います。
そりゃ、楽しい事、楽しい時ばかりじゃ無いかも知れない。でも、一つ一つ、その時、その時を越えて行くことは、とても尊い事だと思います。

剣友会は中学3年生までが会員となり、高校生以上はOB・OGとなります。
その後、指導者となり、先生、と、呼ばれる人も居るでしょうし、先輩、後輩と言う間柄を継続する事も有りますが。
中学3年の壮行会までやり通し、笑顔で挨拶を交わしたり話したり出来る関係を多く増やしていきたいと、改めて思いました。

基本生だった頃。高学年だった頃。中学生の稽古。礼儀や話し方。夏の合宿。辞めたいと言った事。話した数多くの言葉。
その時、その時、その人、その人で穏やかな事も、大きな波も、いっぱい、いっぱい有りました。
これらの事も、過ぎ去りし日々となれば、全て懐かしい、良い思い出となり、共有する全ての人が、懐かしく、笑顔で話す日々が来る。
剣道って良いな!剣友会で知り合えて良かったな!そう、思います。
剣道を続けるのか、続けられるのか。少し離れるか、ず~っと離れる事になるか。それは、人それぞれです。
何が良くて、何が正解かはその人の中に有る。
願わくば、小林先生のように、長く、永く剣道と一緒に、皆と共に剣道と関われる人生で在りたいと思います。

・・・何が書きたかったんだろう?何に心動かされたのだろう?
繋がりを感じられて嬉しかった。楽しかった。続けてくれた事がとても嬉しく温かかった。のかな?
TVでは、春高バレーをやっている。
皆、一生懸命だ!勝つために、チームの皆と心を合わせ。
一生懸命やったから。
だからこその良い繋がりが継続出来るのかも知れない。
一生懸命続けること。これが一番大切な事。それが一番思い出に残る事。

なんか分からんけど、今日も、明日も、・・・・・頑張ろう!!

肉離れ

2010.9.28

稽古中、右足ふくらはぎを肉離れさせてしまった。
その週は、月曜~火曜 熊本出張、水曜~木曜 栃木県(宇都宮)出張、金曜夜は昇段祝賀会で深夜に帰宅。
土曜日は起きてもまた寝てしまうような疲れた身体だった。
自分が稽古出来る機会は多くは無い。
そう思って休まず稽古に。

「打った後の摺り足をもっと速くしなくては!」

「踏み込み足の出し方、踏み込み方を素早く強くして左足の引力をもっと増したい!」

「抜ける摺り足は上下動少なく、TOPスピードで抜けて、廻りたい!」

「廻る際に減速や目線、胸が上を向きがち。目線・顎・胸の高さを変えずに素早く廻りたい!」

直したいところ、進化させたいところ、変えなければ現在(いま)以上の自分にはなれない。
そんな思いを胸に、新しい身体の使い方、気付きにやる気を数倍増しに稽古を続けていた。

「パチンッ!」

振りかぶりで伸び上がった際か、踏み込みから伸びた瞬間か、身体の中から輪ゴムが切れたような音が聞こえた。
右足を着くと少し痛い・・・。
そんな感じで、管理人は肉離れとなった。
1ヶ月は以前通りに剣道することは出来ないだろうな。
そう思いつつも、早く、そして完全に治したい。
まずは休日診療している整形外科で診て貰う。
「肉離れだね。1~2週間くらいで痛みは無くなるでしょう。湿布と痛み止め薬を出しましょう」
どういう動きはいけないとか、どう過ごしていくのが治る事につながるのかとか、そういう話は出なかった・・・。
次に、近くの接骨院に行った。
ここはチーフが元剣道関係者。
後輩にあたる年齢なので、痛かったら痛い、変化が無いなら変化が無い。聞きたい事も聞き易い。
保険適用外の治療を望めば超音波?など使って痛みは取ろうとしてくれる。
治療後、やはりカカトは痛くて着けず、テーピングで痛めた筋肉が使えないようにはしてくれた。
最後に、館長先生にかかればどこが痛いと言わずしてピタリと当てられ、こうすると痛いだろうとか、こうは平気だなとか、本人以上に身体を知り尽くす、整体(養生館)に行った。
残念ながら館長先生の空き時間が上手く合わず、鴨宮分院の院長?館長?先生に診て頂いた。
この先生は剣道もしているので、こうして肉離れになった。とか、身体の歪みでこういう動きになっているとか、剣道を通じた話もしてくれるのでなかなか良い。

患部の筋肉を緩めて貰い、カカトは着けるようになった。
体重を掛けると痛みは有るけど・・・。
とにかく冷やす事。
氷嚢を使って患部の炎症を取る事が早い治りにつながる。
冷やして痛みを取ると共に、硬くなった筋肉を解す事が必要だ。
なるほど~・・・。
こうして、なるべく痛めた部分を使わぬように過ごす日々、帰宅すれば氷で冷やし、寝る時や仕事の間は湿布を使う。
行ける日は整体で電気治療(無料)をして貰い、痛みが無くなる頃、筋肉を解して貰おう。
運動に怪我は付き物だ。
その他、風邪やその他、体調を崩す事も有る。
管理人はだいたい、すぐに医者に掛かるようにしている。
早めの診断、早めの処置。
それが早い復活につながるから。

今回は、整形外科、接骨院、整体を治す手段に使った。
これは、自分の納得する治療を受けたい。受けた治療が本当に自分を早期に、完全に治してくれるのか、取捨選択をした事になる。
一つの現象に対して、一つの視点で言動する事が正しいとは限らない。
多角的に見て、あらゆる手法を以って現象に対する事が良い結果へと導くのだと管理人は思っています。
怪我や病気に限らず、一面のみを見ず、多方面での観察、声掛けをしていく事が、自分にとっても、周りの人々や子供達にとって良い言動となるのだと、肉離れの治療を通じて思い出しました。
この子はこうだ!と、毎週、長年見てきて思う、決め付ける。
それは凄く良くない見方だ。
思わぬ時に、ひょっとその子の良い面、心の内側を目にする事が有る。
目から鱗の例えの如く、瞬間、その子に対する印象・理解が反転する。
そして、その子をどう導けば良いのか、どう育てていけば良いのか見えてくる。
その子に自分が出来る事、これを全てしてみる事が、お互いに後悔しない術である。
現在(いま)は肉離れで稽古が出来ないので、色々な事が多くの事を自分に語りかけ、自省したり改めて冷静に考え直したり出来る刻。

結論、もっともっと精進しなきゃ!

頑張れ!俺!!(^^ヾ

耳掃除

2010.7.19

耳を綿棒で掃除する。またはしてもらう。肩を揉んで貰う。
自分、もしくは他者に触れられる時、どうだろうか?
目を開けてる時と、閉じてる時。
感じ方は違わないだろうか?
目を閉じていると、その部分がより強く感じられたり、想像出来たりしないだろうか?
逆に、目を開けていると、触られている、触っている感覚は有れど、軽くは無いだろうか?
床屋さんで、前髪を切られる際や髪を流す際の目を瞑った時に上記を感じ、考えました。
視覚を使いつつ、触覚?を感じるかどうかの違い。
五感、五覚?を使いながら、より、その中の1つを強く使うと、強調されます。
自分は日頃、そうしている気がして・・・。

昨夜は小峰親和会の稽古に行かせて頂きました。
8段の内田先生の列に並びながら、いつ(間合・タイミング)打ってらっしゃるのか、振りかぶりの大きさや打ち方、打突の結果や打突後、応じ胴の応じている高さや打ち方、等々を眼で学ばせて頂きました。
その際、面の中から凝視する自分は、やはり「眼」・「視覚」だけに集中して先生を観ていました。
その間は周りの稽古の声や音すら、ボリュームを下げたが如く耳に入らず、口を閉じ、息も潜め、ただただ見つめながら自分の頭へ、自分の身体へ、情報を入れながら観たものを覚え、記憶し、解析する。
逆に、アドバイスや注意を聞く際には、「耳」・聴覚が研ぎ澄まされます。
全身を「眼」にして、「耳」にして観たり、聞いたりする。

子供達、是非、試してください。共感してください(^^)

ちなみに、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)とは、五つの感覚の事。五感覚の事を五感と言う。

なので「五感」、なのですね。五覚でも良いかと思いましたが・・・(^^ヾ

障害者

2010.6.24

先日、南足柄市剣道連盟の合宿が行われました。
市剣連の先生方や、近隣の先生方にご参加頂いて、稽古をして、同じ釜の飯を食べ、多くの剣道談義をしました。

その中での話でした。

昨年7段にご昇段された中学校の先生とお話をしました。
先生は中郡で教師をされており、剣道部の顧問をしてらっしゃいました。
どこの中学校に赴任されても、2~3年すると、剣道部員は30人程になり、ほとんど初心者だった部員達が、大きく元気に誰にでも率先して挨拶が出来るようになり、休まず稽古を積み、目標に向かって一つ一つを大切に成長する姿を見るに、管理人も先生のような指導を目指すようにもなりました。
さて、そのようなお話を聞いている際、「障害を持つ子」を3年間指導された話を聞きしました。
「大変でしたね」と感心する周りで話を聞いていた先生に、「そんな事は無いです」と、仰っていました。
「メガネを外せば何も見えない。私も障害者です。目が悪い、耳が遠い、誰しも障害を持っています。変わらないのです」
綺麗ごとや上辺だけでそう言っているのでは無い事は今までの先生やその教えを見てきた管理人には分かります。
いえ、聞いていた先生方にも伝わっていたと思います。
最近は、自閉症・軽度発達障害など、昔に比べると多くなっているように思います。
それに伴い、話している人の目を見て話が出来ない。
皆が聞けているのに1人、違う方を見てたり、関係ない事をしゃべりだしたりする。
集中力が続かない。
突然奇声を発する。
小さい頃に誰でも有った事だったり、昔にもそう言う子は居たけど、当時は少し変わった子、その子の個性のように変わらず共に学び、共に遊び、共に育って来ましたが、最近は近所の病院にかかったり、専門医にかかったりするので、何かにつけ、○○症候群・○○症などと言う名前を付けられ、障害を持った子との認識になってしまいがちのように思います。
周りの子に遅れずに、普通学級で進学して欲しいと言う親心は我が子の居ない、甥っ子しか居ない管理人にも理解出来ます。
そうして専門医かかったり、治療や教育を受けることも必要だとは思います。
しかし、剣道を教えて来て20年程になり、多くの子供達と接してきましたが、個性は有れど、皆、変わらぬ教え子達でした。
目を見て話す。挨拶をする。皆で話を聞いている際には勝手な言動はしない。やる時はやる。
これらは、何度も何度も言われる事でも有り、出来なければ注意されます。
出来なければ、十人十色の指導方法で出来るように導きます。

「メガネを外せば何も見えない。私も障害者です。目が悪い、耳が遠い、誰しも障害を持っています。変わらないのです」

今回の合宿で一番心に残り、一番共感出来た言葉でした。

喉がイガイガ(^^)

2010.6.3

今夜の稽古。子供達はそれぞれ、必死で声を出していました。
管理人が行った時間にはすでにいつもより出ている感じでしたが、もっともっと、もっともっと、まだまだ足りない。
1本になる声、審判や審査員が判断するのだ。まだまだ足りない。まだまだ1本にはならないぞ!!
個人差はあれど、どんどん良くなっていく子供達。
求められたレベルは高いけど、出来ない期待はしないもの。
途中では褒められるほどの声が出ました!
次回は道場に入る際の「おねがいします!」から今夜出た大きな声で頑張って欲しい!
毎回毎回そうして出せば、身に付き、苦しい思いしなくても気迫溢れる声が出るのだから。

さて、今夜は中学生が奇数だったので、管理人も混ざってやりました。
子供達に負けないように、そして自分の稽古として、声を出しました。
中学の頃、腹から声を出そうと、自分で思ったのか出すしか無かったのか、ちょっと記憶は曖昧ですが、必死で声を出して、出して、出して、喉が嗄れ、翌朝起きたら、全く声が出なかったのを思い出しました。
翌日の授業でも、英語の塾でも、稽古で声が出なくなりました。と、紙に書いて見せ、先生に指されても答えずに済んだり、そんだけ一生懸命稽古したんだぞ!と、ちょっと誇らしげだったのを覚えています(^^)
そして、喉が治りきる前に稽古の日が来て、その日も必死で声を出そうとしたその時、喉に負担を掛けずに声を出す方法を見つける事が出来ました。
それが、腹から声を出す。と言う事だと気付いたのは稽古を終えてからでした。

自分ではそこそこ声が出る方だと自負していますが、稽古を積み重ね、段階が上がるにつれて、最近になって、まだまだ声を出すと言う事も、まだまだ思いに、目標点に、上が有る事に気付き、またもう一度、更なる気迫有る声を、誰から見ても、誰に対しても圧倒出来るような声を目指して稽古をしています。

子供達、頑張れ!!

先生達も、頑張ります!!

道場連盟総会

2010.5.23


今夕は、神奈川県道場連盟の総会でした。新横浜のホテルにて行われました。
小林先生の代理として出席しました。
総会が終わり、懇親会の中、川崎の若手の先生方、錬武館の先生方とお話しました。
その中で印象に残った話。

錬武館ではお母さん剣士が増えていると言う話。
子供と一緒に始めるお母さん。子供と同じ目線で話が出来る。稽古の時だけ、お母さんも子供に負けじと必死で頑張る。
子供は、稽古の時だけ、お母さんを叩くことが出来る。
そうしたやり取りの中で、子供も楽しみ、お母さんも楽しみ、剣道を長く続けることが出来るらしい。

ウチの剣友会も、南足柄市剣連も、こうした動きが始まると良いな。こうした動きが広がると良いな(^^)

映画 武士道シックスティーン

2010.5.4

観て来ました、映画「武士道シックスティーン」(^^)
知らなかった~、全国ロードショーって言ったらどこでも観れるものなのかと思ってました!
先日の武士道シックスティーン剣道大会の折に前売り券を購入してたので、中学生から「あの映画観たいんですけど、近くて横浜とかなんですよね!」
と、言われて確認したら、ハイ、正解!
てっきり小田原とかでも観れると思ってました・・・(^^ヾ
で、横浜か、川崎か、悩んだ末、川崎の「LAZONA川崎」に行きました(^^)
横浜より、3時間の駐車場無料(川崎駅西口手前の屋外駐車場)が嬉しかったので(^^)
行ってビックリ! なんて大きなショッピングモール?アミューズメントモール?なんでしょう!!
映画以外にも買い物や食事を1日楽しめます(^^)

さて、5/3に行きましたが、武士道シックスティーンは上映時間に到着が間に合わず、また来ることにして、この日は「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」を見ました(^^ヾ
あっ!あと、MUSIQUA(ムジカ)ってバンド?の30分ライブを観たり(^^)
翌日、改めて出発して「武士道シックスティーン」を拝見しました(^^)

感想は、良い映画だったと思います(^^)
剣道の所作や動作の何点かはムム?って思わないでは無いですが、映画を撮るために剣道を学んだと言う事を考えると、スッゴく練習、稽古したのだろうと思います。
剣道をバカにしたようなドラマとかも有りますが、この映画は剣道をしている我々が観ても普通に観れる出来の良さ、頑張りでした(^^)
笑えて、泣けて、エンディングに到るまで十分楽しめました(^^)
小・中学生向けでもあり、高校生以上が観るとさらに深い内容、共感出来る内容の仕上がりでした(^^)
多くの人が観れると良いなと思います(^^)

伝承・継承

2010.4.10

昔、サムライの時代、剣道の前身、剣術と言われていた頃、北辰一刀流・小野派一刀流・柳生新陰流・示現流など、多くの流派が有った頃、剣術は一子相伝とされていた。
下記に意味を載せたように、一子相伝とは、奥義や秘法を多くの我が子達の中の1人にだけ伝えることです。
また、それらは口伝(くでん)によって伝えられたと聞くこともありました。

*一子相伝・・・学問・技芸などの奥義・秘法を自分の子の中の一人だけに伝えること

*口伝・・・[1]口で伝えること。くちづたえ。
       [2]奥義・秘伝などを口伝えに伝授すること。
       [3]奥義を書き留めた書。秘伝の書。

剣術も町道場で習えるようになり、剣道となって多くの道場・剣友会などで習えるようになった。
剣道を広めるため、多くの指導者が子供達に剣道を教えてきた。
我が剣友会もそうした中の一つである。

最近、思う。子供達は幸せだな~と・・・。
級を持ち、段を持ち、しかし、小学生であり、中学生であり、まだまだ剣道とはいかなるものか、基本とは、技とは、攻めとはどういうものか、その理解力、創造力の中では、学べるものは多くは無い。
しかし、教えてくれる先生・先輩方が、7段・6段・5段・4段、社会人・大学生・高校生として身体を鍛え、心を鍛え、培った剣道を、感じた剣道を教えてくれる。
小学生にして、中学生にして、高段位であったり、強豪高校・有名大学の剣道を学ぶことが出来るのである。
それゆえ、指導者と言う者は自己の稽古を、自己の修行を、怠ってはならないのである。
さて、やや慢心とも取れる、今の子は我々に教われて幸せだな~と、言う感じなのだが、そこで気付いた。
こうして今の自分が在るのも、小林栄一先生、石田先生、渡邉先生、柏木先生をはじめ、多くの先生、先輩方が培った剣道をお教え戴いたからこその現在(いま)なのだと・・・。

我も、先生方の剣道を継承し、また、今の子供達へとつないでいく。

もっともっと勉強しなくては。もっともっと稽古を積まなくては。もっともっと・・・。

稽古と練習

2010.4.9

先日、「いや~キツかった~!稽古したな~」と、思えた稽古が有りました。
気を抜かず、相手と打ち合う内に、左足のふくらはぎが張り、思うように動かなくなった。
稽古は続き、元太刀に立たせて頂いての稽古が続いた。
思うように動かぬ身体、声が足らぬと胆からの声を出し続け、疲労する身体と気持ち。
気持ちが弱ると、動きも目に見えて落ちていく。
こんな時こそ、声を出し、気を抜かず、打つべき時に打つべきなのだ。
それが出来るか出来ないか、ここが自分の気持ちとの戦い時である。
そんな時間が稽古なのでは無いかと思う。
練習とは、身体も気力も充実する中、目指す動きや不足の技などを身に付ける時間なのでは。
そうした練習で身に付けたものを、稽古によっていつ、いかなる時でも行えるようにする。
そうした事を続ける中に、自分の心と向かい合い、自分の生き方、方向性を見出して行く。

剣道とは、「剣の理法の修練による人間形成の道である」

つまり、剣道とは、剣道を行なうことにより人間が生まれながらにして持っている「すばらしい性格」を引き出し、それを磨き、鍛え、育てていくということです。 
それと同時に「剣道修錬(剣道を行っていく)の心構え」として、「剣道を正しく真剣に学ぶことにより、心身を練磨し、旺盛なる気力を養い、剣道の特性を通じて、礼節を尊び、信義を重んじ、誠を尽くし、常に自己の修養に努める。以って国家社会を愛して広く人類の平和繁栄に寄与せんとするものである。」
と述べています。

簡単に言うと、

剣道を正しく真剣に学ぶことにより、心や体を磨き、鍛え、元気な力を養い、剣道を通じて、礼儀と節度を尊重し、約束を破らない、人を裏切らない心を大切にし、誠意を尽くして、常に自分自身の向上のために努力し続ける。
そして、全体的に国(=日本)を愛して広く人類の平和に貢献しよう、ということです。(簡単に言っていないかな…)

う~ん、伝えたい事を文章にするって難しい(^^ヾ

*稽古・・・古(いにしえ)を稽(かんが)えるの意。
      (稽える・・・物事を突き詰めて考え合わす。寄せ集めて引き比べる)

*練習・・・技能・学問などが上達するように繰り返して習うこと

目標

2010.1.2

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

さて、管理人は、12/31(水)は14:00~16:30で行われた、岩原剣道クラブの稽古納めに参加しました。
また、同日は23:30~00:30で小田原高校にて、年越し稽古も行われました。

1/1(木) 元日、神奈川県立金井高校にて、元旦稽古が行われました。戸塚市剣道連盟、港南区剣道連盟の先生方や金井高校の剣道部員、近隣の小中学生が50名程集まって稽古をしました。

管理人は本年、初めて上記の元旦稽古に参加させて頂きました。
とても充実した良い2010年の始まりとなりました。

この元旦稽古会の冒頭で「目標」の話を聞きました。
「一年の計は元旦にあり」と言う言葉が有ります。
目標の有る人、目標の無い人。
目標が有ると言う事は、その目標を達成するために計画を立てて進んで行く事が出来ます。
目標が無いと言う事は、計画も立たないので、どこに進んだら良いのか分からずに物事を行うことになります。
真っ暗な海の中、灯台の光が有るから、船は迷わずに目的地を目指す事が出来ます。
光が見えなければ、どこに進んで良いか分かりません。

目標(大会に出る。優勝する。審査に合格する。この高校に進学する。この大学に進学する。この会社に就職する)を持ち、計画を立てて2010年を過ごしましょう!!

一年の計は元旦にあり

まず計画を立ててから実行に移すべきことのたとえです。一年の計画は年の始めに立てるべきであるということをいうものです。

正しくは、「一日(いちじつ)の計は朝(あした)にあり、一年の計は元旦にあり」と言います

第56回神奈川県剣道大会

2009.12.9

12/6(日)、県立武道館にて、年齢別団体戦が行われました。
小学生(男女問わず)・中学男女・高校男女・18歳~20代・30代・40代・50代の9人制。
今回は、開会式に小中学生は面・竹刀を持って来るようにと指示が有りました。
通常は日本剣道形などを行う演武の時間に、神奈川県警剣道特錬員(特錬)の先生方による演武および剣道指導が有ったからです。
1970年から3年に1度行われている世界剣道選手権大会や毎年11月3日に日本武道館で行われる全日本剣道選手権大会などで活躍している高鍋先生、正代先生、朝比奈先生など14名の特錬員がご指導くださいました。
演武では、素振り(正面打ち・半面打ち・早素振り等)、面を着けての切り返し、基本打ちを特錬員の先生方がスピードと迫力有る打突を見せてくれました。
他にも、小手・面・胴・面・面を下がる相手に追いながら打ち続ける稽古や、下がる相手が追い打ちを全て避けようと竹刀で防御をする中、打てる隙の有る部位を打突し続ける稽古も見せてくださいました。
その後、面を着けた小・中学生が14人の特錬員の先生方に掛かり稽古を受けて頂きました。
皆、各剣道連盟から選出されて来た小・中学生ですから、打ちの勢いも抜けるスピード、打突の手数も、素晴らしく速い子達ばかりでした。
もちろん、打たせる特錬員の先生方の打たせ方、体捌きなどの上手さも有っての事だと思います。
剣友会からは、加藤泰我君が小学生代表で出ていましたが、終って感想を聞くと、「プレッシャーが凄かった!」と、言っていました。
強い先生方に基立ちをやって頂いた事へのプレッシャーなのかと思いましたが、自分の左右で同じく掛かっている小・中学生の打突や動きの速さに、自分も負けずに勢い良く、スピード負けずに掛からなくちゃ!と、言うプレッシャーだったそうです。

そして実際、周りの子に負けず劣らずの動きを見せていました。

私にも経験が有ります。一緒に稽古する人達全員が綺麗な基本で稽古をしている中で稽古をすると、いつも以上に綺麗で無駄の少ない打突をしている自分が居ます。
同様に皆が自分より数倍スピード有る人達との稽古では、自分のスピードも自分でも驚く程速くなったりします。
泰我君にはとても良い、なかなか出来ない経験だった事でしょう。
そんな動きの出来る小・中学生にも、スゴイな!と、言うか自分もこんな風になりたい!と、思ったかも。
特錬員の先生方はそんな小・中学生や、見ていた私達大人でさえも感動と言うか、憧れと言うか、心動かされる剣道を見せてくれました。

願わくば、来年以降の大会でも行って欲しいと思います。
そして、南足柄市剣連から出場出来る選手の子供達には、その場に出場したい!そこで稽古に掛かれる他の剣連の小・中学生に負けないような打突、スピードを身に付けたい!そして、いつか特錬員の先生達みたいになりたい!と、思って欲しいなと思います。

我々大人も、更なる高みを目指して、子供達に目指されるような剣道、人格を身に付けなければいけないと思いました。
高い、高い夢を目指そう!夢の実現への目標を持とう!目標を達成するための、努力をしよう!努力の出来る、心を持とう!!

武士道シックスティーン

2009.11.30

久々に書く剣道日誌がこれですか!と、言われるかも知れないが、なんとなく、書きたくなった。

TUTAYAにて、「武士道シックスティーン」と言う剣道マンガを購入した。
本作は、来春公開予定の映画「武士道シックスティーン」の原作である。
映画では、北乃きい・成海璃子がW主演で高校剣道部員としてインターハイ優勝を目指す。みたいな内容です。
ちなみに、北乃きい演じる磯山香織は横浜市立保土ヶ谷第二中学時代に全国中学校剣道大会にて準優勝している強者、成海璃子演じる西荻早苗は中学時代1勝もした事の無い日本舞踊も習うやんわりした少女。
この2人が横浜市民大会で戦い、西荻が勝つ事で2人の剣道が交わって行く。・・・らしい。
市民大会の開催場所は神奈川県立武道館。
武道館の描写も「あっ!そうそう、県武だ!!」と、思えるのも楽しい。
また、少し前に小田原アリーナで撮影が有った事も親しみを感じるところだ。

来春の公開が少し楽しみです。

ただ・・・剣道マンガとしては、面白く入り込んで読めるマンガでは有るが、「六三四の剣」のような打突のシーンや稽古シーン、剣道の心情などでは少し物足り無さを感じる作品のように、1巻を読んだ感じでは思う。
剣道マンガはこの他にも「しっぷうどとう」や「龍-RON-」、「オトメン(乙男)」など、剣道が主体のマンガから主人公の幼少期に剣道が出てくるだけのマンガまで色々有るが、どれもそれなりには剣道が描かれているように思います。
あとは、読み手がどう感じるか、どう読むかかな?

ま、剣道マンガでは「六三四の剣」が一番素晴らしい(^^ヾ





変える事、変わる事

2009.8.7

竹刀の振り方を変えてみる → 竹刀の振るスピードが速くなった実感が得られる

一足一刀に入る足を歩幅短く鋭く動かす → 打てない場所から打てる場所への移動時間が素早くなった

構えの左足の膝を前方に向けてみた → 左足の踵を真っ直ぐに向けて構えられるようになった

ほんの少し変えてみることで、「あっ!変った!」って思えることっていっぱい有ると思う。
そんな少しの変えてみようと思う気持ち、何か変えてやってみようと考えること、これが稽古を楽しくさせる。
だって変わる自分を変えた瞬間に感じる事が出来るのだから・・・。

学校までの登下校、摺り足の如く足を高く上げずに歩いてみたら速く歩けるのでは?とか、歩幅を短くして歩いたら速く到着出来るかな?
信号が青に変わった瞬間に右足を踏み出すぞ、並ぶ他の人よりイチ早く、とか・・・。
男性は特に、がに股でいるのが自然体。
歩くのもややがに股気味。
だから構えや摺り足の踵が内側を向いてしまうのでは?
ならば、通常時、足を真っ直ぐに向けて、真っ直ぐに送り出して歩いてみたらどうだろう?

                                   ↓↓↓

歩き難いけど、いかに強く意識しないと真っ直ぐに送り出せないかを知ることが出来る

そんな遊び感覚でも、剣道を日常に取り入れて生活することも出来る。

管理人は今週、会社の夏連休でした。
高校の合宿、剣友会の合宿に始まり、稽古の無い日は自宅で素振りしたり、午前中は相洋高校の稽古に参加させて頂き、夜は剣友会の稽古や他の稽古場に行かせて頂いたり。
翌日の仕事を考えなくても良い生活ってこんなにも剣道の事だけ考えて生活出来るのだと、スッゴク楽しく、スッゴク生き生きと毎日を過ごしている。
日々、自分が変えた事、試した事の結果や更に思うこと等を感じながら剣道と向き合う。
楽しいな~(^^)
行かなきゃならないから行く稽古、やれと言われるからやる稽古。
そんなんじゃなく、自分がやりたいから、自分が興味が有るから、変えよう、変わろう!

そんな剣道を、しようよ!!

夏合宿

2009.8.3

今年も剣友会の合宿を7/31(金)~8/2(日)の日程で丹沢湖畔の八戒荘にて行いました。
初日は三保中学校体育館にて行い、清水剣道クラブから加藤憲一先生と6人の剣士達が参加してくれました。
2日目、3日目は宿の武道場にて稽古をしました。
一人一人が自分の為に、身体の内側から気持ちを、気合を出せる事。これを始めに、素振り、面を着けての基本打ちをしました。
二足一刀から一足一刀への入り方。入った時の左足を、いかに素早く正しい位置に引き付けるか。
活きた左足の大事さ。
活きた左足から送り出される身体や打ちの違いを感じてくれたら良いのだが(^^)

今回の合宿は、初日、2日目と、江川先生の指揮により稽古を進め、子供達の稽古の傍ら、指導陣も自己を高めるため、真剣に必死に、稽古を行いました。

今回の合宿を通して、努力をすること、我慢をすること、頑張るということ、そして、それらを続けるということを身に付けてくれたらと思います。

合宿にいらして頂いた加藤憲一先生、山崎良一先生、ありがとうございました。

千本、万本!

2009.7.23

自分で言うのもなんですが・・・管理人はそれなりには打ちも動きも速い気でいました。
もちろん、上には上が居るし、自分がスゴイとは思っていませんでしたけど。
少し前、自分の竹刀の振りと同輩の振りとを見て、どう見ても同輩の振りのが速い。
瞬間と言う時間の中で相手を打つには、スピードも大事な要素なのでは無いか?
今までも思った事有るし、その都度、スピードUPもしてきた。
しかし、ここに来て、自分のこれからのステージには今より速く、目指す速さになる必要が有ると、強く思った。

そんな折、剣道関係での集まりが有った時に、「手数は必要。千本、万本打たなくちゃ!相手が5本なら6本、相手が6本なら7本、決まるまで打たなくちゃ!!」と、言う言葉を耳にしました。
千本、万本打つ稽古をする。
そして、打てるからこそ打たずに溜めて1本を充実させる。
そんな稽古を彼らはやって来たのだ。
始めた歳が違う。
稽古を積んできた環境も違う。
中学、高校、大学、社会人、管理人のそれこそ千倍、万倍と、竹刀を握り、振って来たのだ。
それを見ずして同じになりたい、超えたいなどとは・・・。
それでも、管理人は同じステージを、更なるステージを共に歩みたい。
竹刀を握って来た時間、竹刀を振った回数、埋めてみせよう。
努力はいつからでも始められる。
そうして今まで、やってきたのだから。

そんな気持ちで、ある日、素振りもただ振らず、スピードUPを考えた素振りをしてみた。
その他の稽古も、誰よりも早く、誰よりも数多く竹刀を振る事を心掛けた。
そしたら・・・面着ける前に大汗で視界が滲(にじ)んだ(^^ヾ両腕が重くて上がらないくらいだった(^^ヾ
稽古を終えると、手拭いを振ると水飛沫、汗で固く締まった胴紐を外すと、紐から汗が飛び散った(^^ヾ

話は飛んで、今年(2009年)の11月に行われる全日本選手権に愛知県から出場する稲毛賢選手が実家に帰って来た際に、全日本選手権出場を祝って勝広道場で稽古会が行われました。

稲毛選手は、鬼柳少剣会出身で立花学園剣道部を経て国際武道大学 武道学科へ進学。大学4年生の時に、関東学生剣道選手権大会に出場し、準優勝に輝きました。
その後、愛知県警に就職し、今年、念願の全日本選手権の出場権を手にしました。
この日の稽古後、稲毛選手から貴重な話を伺いました。
高校生の頃、なかなか同級生達に追い付かず、勝てない日々を送る中、追い付きたい、勝ちたいと思い、毎日の高校剣道部の練習後、週5日、週6日と、近隣の稽古場でも稽古を積んだそうです。
そして、愛知県警での猛稽古の中、なかなか思うように勝てず、悩んでいた時、強い先輩方は稽古のあと、素振りをしたり走ったり、自主練習をしている事に気付いたそうです。
そうしたほんの少しの努力の積み重ねが、他人より強くなる事につながる。

以来、猛稽古終了後、素振りを500本~800本。
その後、ウエイトトレーニング(筋力UP)。
そして、自宅までの間にある配属先の9階建ての警察署の階段を走って10往復。
そしてまたウエイトトレーニングをした後に、最後に剣道の体に戻すため、素振りを行ってから帰宅する。
そうした毎日を欠かさず続け、ついに努力が実る日を迎えたそうです。

やはり、量なのだ。質なのだ。努力は裏切らない。やった分だけ、必ず成長出来る。

管理人も、歳だ忙しいだと言い訳せずに、出来る努力を、していこうと思います!!

ちなみに、稲毛選手と久々に剣を交えた感想は・・・瞬間と言う時間単位では無い。刹那(せつな)かな?
瞬きをする時間を瞬間と言うなら、稲毛選手の打突は、もっと速い時間での動きに思えた・・・(^^)

イメージ

2009.6.1

マンガの話で恐縮です(^^ヾ

「六三四の剣」は剣道をする者にとっては、単に楽しいマンガと言うだけでなく、影響を受けるところ、学べるところの多い剣道マンガです。
このマンガの中で学べるところは多々有りますが、例えば、幼稚園?小学生?の六三四が、中学生の大石に挑戦する場面。

大石 「六三四!殺されてーか!」
六三四「おお!殺せるもんなら殺してみろ!」

ここでは、年齢、体格、剣道歴の遥かに違う相手に対して、決して引かない強い気持ち、戦う心を学ぶことが出来ます。

さて、上記のマンガも多くを学べるものですが、今は、「Baby Steps(ベイビーステップ)」と言うテニスマンガを読んでいました。
その中、あるコーチの指導法の中に、マンガの主人公 丸尾栄一郎に、ヒロイン 鷹崎奈津との出会いのシーンを思い出してイメージを具体化しろとの指示が出されます。
その直後、球出しされた主人公はいつも通りに打ち返しますが、どうにも調子が上がらない。
簡単には、恋愛モードに近い心境は、戦闘モードと対極に有る感情なので、集中力が高まらなかったり、戦う心が高まらなかったりするからだと言うことでした。
そこで、では反対に、自分が良い一球、良い試合をした時のイメージを思い浮かべた後に同じ事をしてみると、いつもより良い球を打ち返せた。
と、言うシーンが有りました。
心境は、戦う事に直結していると言うことです。

ニコニコ笑いながら勝てる武道、スポーツは有りません。
ならば、稽古、練習の時にも同様の事が言えるでしょう。
ここでは、歯を見せずに稽古に励め!と、言うことでは無く、強かった自分、気持ちの良かった打ちなどを思い浮かべて稽古をしてみようと言うこと。
なかなか思い出そうと思っても、そうそうそんな思い出、イメージは無いものですが、思い返して試してみてください!
( 有りました!横浜での稽古。高校生や実業団の強い選手と稽古や試合をした後。全日本選手権決勝戦を見た後。高名な先生の試合DVDを見た後等、見たものや成りきる事でスーパーサイヤ人のように動ける事が良く有ります。しかし、その時しかイメージしないから身に付く前に終わってしまう・・・。毎回イメージしていれば・・・。イメージが薄くなったら濃くする努力(^^))

僕は、早速明日にでも試してみようかと。

剣道はもちろん、その他の私生活にも応用出来る教えだと思います(^^)

出稽古-富士ゼロックス剣道部

2009.5.30

行って来ました。富士ゼロックス剣道部の稽古(富士フイルム剣道部として)。
やはり全然違う!!
強い高校、強い大学、強い企業。
全てに共通するのかも知れない。
人数が集まるのもそうだが、体操・素振り、掛け声、一本ピリッした雰囲気が有る。

大まかには下記を行いました。
 1.体操
 2.素振り(大素振り 30本、正面打ち 30本、速素振り 30本)
 3.面着け(とにかく手拭いを頭に当てるまでや面をかぶるまでの時間が短い!20秒くらいで面着け終了)
 4.面を打つ切り返し
 5.竹刀で受ける切り返し
 6.面打ち 5本(大きく)
 7.小手面 3本
 8.面体当たり引き面 連続3本 最後は面で抜ける
 9.面体当たり引き面、引き小手、引き胴 1回 最後は面で抜ける
10.申し合わせ稽古 1本交代でヤメが掛かるまで(自分のやりたい技を申告して行う稽古)
11.1本勝負(1分30秒 負けたら打ち込み)
12.基立ち稽古
13.自由稽古
14.整理体操

とにかくスゴイ!皆、打ちは速いし、抜けるのももの凄く速い!!
そんな中で稽古をしていると、自分も周りのスピードに負けないスピードで打とう!とか、抜けようと思える。
また、どうしてそんなに速く、強く打てるのだろう?と、自分との違いを観察し、そしてその場ですぐ試す事が出来た。
めっちゃキツかった。
出稽古に行かせて頂いている身分だから、途中でギブアップは出来ない!
ゼロックス剣道部の方には、「キツかったら無理しないで良いですよ」と、言って頂いたが、そこで音をあげる訳にはいかない!
そこで稽古から外れてしまっては、何も身に付かないから。
やり通す事で身に付くこと、学べる事の多さを知っているから。

結果、とても良い稽古になりました。自分の更なる向上へのポイントも見えたし、出来ていない事も改めて痛感出来た。

俺はもっと強くなる!!

さて、お世話になった富士ゼロックス剣道部の皆さん、ありがとうございました。

また是非、行かせて頂きます!!



基本と刺激、積み重ねと飛躍

2009.5.28

管理人は某フイルム(株)剣道部にも所属している。
明日は、ゼロックス(株)剣道部に稽古に初参加する日。
その前の日に、こんな夜更かししていて良いのだろうか(^^ヾ

ゼロックス(株)剣道部は、関東実業団剣道大会、全日本実業団剣道大会で何度も優勝している強豪チームです。
縁有って、明日は稽古にお邪魔することになりました。

さて、この強豪会社の稽古に参加出来る事になり、反応は色々。
稽古に行きたいと思う人、そんなに強い人とやっても相手にならないと引いてしまう人、試合をしてみたいと思う人。
明日、管理人が稽古に行っても、間違い無く歯も立たず、スピード、技の多彩さ、気持ちの持続時間の長さ、間合の遠さ、仕掛けの速さ、全てにおいてレベルの違いを痛感する事だろう。
しかし、行ってみなくちゃそれも感じることは出来ない。
きっとそうだろう。
そう思うだろうな・・・と、言うのは予想や憶測だけであって、そこから学べるものは無い。
行って、見て、やって初めて、実感出来る。痛感出来る。
良い点では、そんな強い人達と、知り合いになれる。
その人達と話してみる事が出来る。
その人達の剣道を、間近で見ることが出来る。
だから、機会は逃さず掴まないと・・・。

さて、前置きが長くなりましたが、試合や審査、そして出稽古や練習試合、こういったものは、刺激となるものです。
良い思いが出来るのかも知れない。
落ち込むのかも知れない。
しかし、すべては刺激なのです。
その刺激が、自分にやる気を出させ、課題や目標を作ってくれます。
そしてまた稽古を積み重ね、挑戦すれば、また違った刺激を味わう事が出来る。
この繰り返しが、剣道を、稽古を、長く楽しく、続けるために必要な事だと、管理人は思います。
しかし、刺激を受けても、その刺激を受け止めるだけの土台が無いと、正しい受け止め方が出来ず、離れてしまったり、曲がった方向に行ってしまったりします。
だから、土台となる基本が重要になるのです。
剣道の構えや振り方等の基本はもちろん、挨拶が出来るとか、素直な気持ちを持つとか・・・。

管理人は10代の頃、強くはなりたいけど強い強い想いや気持ちは無くて、少しずつ、今より上手くなれれば良いや!上手くなったり、速くなったり、技を覚えたりすれば、きっとその内、今勝てない人にも勝てるようになる。
そう思っていました。
しかし、どんなに刻が過ぎても、それでは勝てるようにはなりません・・・。
相手も少しずつ上手くなる。
その差は埋まらないのである。
相手が3歩進んだ時、自分は4歩進んだ。
とかって進み具合では、相手より上手くなるスピードは少し上回っても、勝てるまでには至らない。
相手と明らかに差が出るくらい、段違いと言えるくらいの差が付かないと、相手に勝つ事は出来ません。
それ程の差は、週に2回を3回にしたくらいでは生まれないのです。
毎日の積み重ね、どれだけ自分が剣道について意識を置くことが出来るか。
それが大切です。
誰に対して言ってる訳でも無いですが、審査、試合、出稽古。
折角のチャンスなのだから、逃さず刺激を受けましょう!

そして、他人の2倍も3倍も、10倍くらい、強い思いを抱きましょう!!

夢に見る程、剣道に打ち込もう!!! 飛躍の刻を迎えよう!!!

第56回関東高等学校剣道大会神奈川県予選(男子個人)

2009.4.19


夜、帰宅後、HPの更新をしながら、「高校の関東大会予選(男子個人)はどうだったのかな?」「ウチの高校生達はどうだったかな?」
そんな事を思いながら、神奈川県高体連剣道専門部のHPを見たら・・・なんと、準々決勝のところに「鈴木純」の名前が!!

結果は6位入賞。
高校の関東大会には神奈川県代表として個人では4名が出場出来ます。
惜しくも出場は叶いませんでしたが、高校男子516名が鎬を削った中での6位入賞は素晴らしい結果だと思います(^^)
驚きと、嬉しさとで思わず管理人日誌を書いてしまった(^^ヾ

鈴木純先輩、岩原剣道クラブ出身で、岡本中学校剣道部にて活躍後、剣友会の米田先輩と同じく、横浜商科大学高等学校剣道部へと進み、毎日の学校での稽古や練習試合、遠征を経験する中、岩原剣道クラブの稽古や市剣連の合同稽古など、時間さえ有れば稽古へ来ていた成果が現われた結果だと思います。

剣道が好きで有る事。稽古が好きで有る事。師や仲間との出会い。上を目指すこと。

やっぱ剣道って素晴らしい(^^ヾ

剣道用語の勉強

2009.4.8

平成21年度剣道審査会 学科問題

◇三段

 ・「稽古で心がけなければならないこと」はどのようなことか述べなさい。

 稽古という言葉には、先人の教えについて工夫・研究し、考えるという意味が含まれている。また、稽古には「鍛錬」「錬磨」という鍛練的な意味や、「修錬」「修行」という修養的な意味がある。

 一般的には、次の点に心がけて稽古を行うようにする。

① 竹刀の点検、準備運動、整理運動をはじめとした安全面に留意する。
② 大きな目標や研究心をもって取り組む。
③ 礼儀作法を重んじる。
④ 立合いの「初太刀」を大事にして、一本一本をおろそかにしないように、常に旺盛な気力で、精魂を込めて稽古をする。
⑤ 基本に忠実に稽古をする。
⑥ しかけていく技を積極的に使って稽古をする。
⑦ 稽古後は反省し、工夫・研究を怠らない。

上記は今年度の3段審査学科解答です。
現在の県剣連会長が小林英雄先生(範士8段)に代わられた際より、県剣連から発行される用語集から出題されるようになりました。
この用語集から出題するので、その解答を覚えると共に、勉強しなさい。
と、言う意味だと解釈しています。
さて、管理人は、稽古とは、古(いにしえ)を稽(かんが)えるの意と覚えていました。
鍛錬、修錬。心を鍛える事、身体や技を磨く事だと理解していた。
現在、剣道を続けていられるのは、研究心が絶えないからだと思う。
試合や審査を通じて、現在の自分に足らない技術、精神が課題となる。

立合いの「初太刀」を大事にして一本一本をおろそかにしない事。
初太刀から始まり、相手との円が切れた時、また、初太刀となるのである。
そういう意味でも、一本一本は疎かには出来ない。

速く打つこと、正確に打つこと、技や気持ちをつなげること、これらは基本動作が出来ていないと高みを望む事は出来ない。

先の技(自分から仕掛けて打つ技)、後の技(相手の打ちを見てから応じる技)有れど、先の技無くして後の技ならず。
相手を攻めることが出来なければ、相手が自分の思うように打ってきてくれる事は無い。
難しくても、怖くても、やはり自分から仕掛けて、自分から攻めて打たなければならないのである。

稽古後は反省し、工夫・研究を怠らない。
稽古後に同輩達と剣道談義をすることは、自分の稽古を振り返る。
同輩達の稽古を振り返る。
その会話の中から、自分の反省、自覚、そして、他者から見た良い点、修正点などを知ることが出来、また次の課題へとつながっていく。

稽古で心掛けなければならないこと・・・解答のほとんどが、管理人の心掛けている事とリンクする。
剣道用語の勉強は、段審査の学科を受かる為にする事が多い。
しかし、それだけでは無い。
その段位で出題される用語とは、その段位に必要な知識であり、持たなくてはならない心なのだと思います。
子供達に聞かれて答えられるようにというのはもちろんの事、用語から学べる事も多いので、もっともっと勉強しなくては!と、思います。

今夜の稽古

2009.2.18

今夜の稽古・・・面を着けてからの始めの頃、回らずの稽古だったので、1人余った子の相手をしていた。
最初は梅本真理君。
何回やったかな?どんどんと声も出てきた。
もっと要求レベルを上げてみた。
どんどん良くなる。
仕舞いには・・・管理人の発声より、大きな声を出していた(^^ヾ
そして・・・要求していないところにまで、良いところが出てきてた(^^)  スゴイ(^^)

次は金子拓磨君。
この頃、回っての稽古となっていたけど、管理人の納得が行かず、止めて稽古を続けちゃいました。
声を出す。そう難しくないと思うのだけど、剣道の発声である、「ヤー!」とか、「メーン」とか、普段言わない事だし、相手に向かって自分の打ち気や怒気?を伝える発声であったり、自分の弱気を吹き飛ばすための発声と言うのがまだ、感覚的に分かっていないのと、大きな声ってどんなこと?大きな声ってどうすれば?って感じなのかな?
しかし、手を変え品を変え?説明の仕方ややらせ方を変えたりしていってみたところ、少しずつ声が出るようになってきた。
明らかに、今までの声の数倍の声、簡単には相手である管理人に届く声、が、出るようになってきた。 スゴイ(^^)
この2人以外にも、管理人の同輩である先生から要求される内容に、少しずつでは有るがハマッて来ていた子もちらほら。
声の有る、覇気の有る、良い稽古が出来始めてた。

あとはそれを続けられるか。

是非、信じて続けて欲しい。きっと、良かったと思える結果と出会えるから(^^)



H21年 成人式

2009.1.11

昭和63年、64年、平成元年と、昭和の終わりと平成の始まりにまたがる今年の成人式。

南足柄剣友会では、矢野公輝先輩・山本啓太先輩・米田夏子先輩がご成人を迎えられました。

ちなみに、スポーツ選手や芸能人では、福原愛(卓球)、田中将大(楽天)、亀田大毅(ボクシング)、内村航平(体操)、中尾明慶、濱田岳、黒木メイサ、戸田恵梨香、堀北真希などが同い年です。

ご成人、おめでとうございます!!





マンガことわざ辞典

2008.11.24

◇四段・五段共通問題

 ・「審判員の心得」について述べなさい。

解答
一般的要件
(1) 公平無私であること。
(2) 剣道試合・審判規則、運営要領を熟知し、正しく運用できること。
(3) 剣理に精通していること。
(4) 審判技術に熟達していること。
(5) 健康体で、かつ活動的であること。

留意事項
(1) 服装を端正にすること。
(2) 姿勢・態度・所作などを厳正にすること。
(3) 言語が明晰であること。
(4) 数多くの審判を経験し、反省と研鑽に努めること。
(5) よい審判を見て学ぶこと。

 上記の文章は、今年度の4・5段審査学科共通問題の解答です。
審査当日、この解答を覚えるのに一生懸命だった大学生達。
しかし・・・読み取りが不安な漢字(赤字の文字等)、意味が分からない熟語、管理人は国語大好きなので、答えられないものは殆ど無かったですが、それでも、日頃使わない言い回しや漢字は有りました。
そうした時、柏木源一郎先生が、「お前達、泥棒を捕らえて縄をなうって言葉を知ってるか?」と、問い掛けました。
???って頭の上にハテナマークを並べる学生達(^^ヾ
このことわざの意味は、「泥棒を捕らえてから、縛るための縄を慌てて結い始めても間に合わない」と、言う由来から来ている、何かが起こってからあわててもどうしようもないので、前もって準備(じゅんび)することが大事だということ。
出来事が起こってからそのことに対するやり方を考えることを指しています。

剣道は、日本古来の伝統文化です。
その中では剣道用語であったり、剣道を解説する上では、多くの昔の言葉や慣用句、ことわざ等が用いられます。
それらの意味合いを理解することは、剣道理解に必要なものであると共に、日本の文化を学ぶことにもつながるのではないかと思います。
管理人が小さい頃には、教育テレビだったかな?毎日数分の「マンガことわざ辞典」なる番組がやっていて、アニメを使ってことわざの事例を分かり易く教えてくれました。
同様の本も有り、何度も何度も読んではことわざを覚えたものでした(^^)
幼い頃、よく祖母の話を聞いたり、両親との会話にもことわざや慣用句が出てきていたから興味が有ったのかも知れません。
漢字の読み書きも、私の小学生時代には、漢字の書き取り10問テストと言うのが有りました。
私は、母の勉強指導により、10問テストの勉強で間違えた漢字の数だけ、テストで間違えた数だけ、手の甲に抓り跡が出来ました。
その跡を見ると漢字が浮かぶように(^^ヾ
お陰で、10問テストは連続満点!同じ教室の女の子1人と、連続満点を競い、最後の最後のテストで1問間違え、その女の子に負けました(^^ヾ
漢字の読み書きに自信を持てたのも有りましたが、勉強すると、漢字の作りは意味を成しているものが多く、分からない漢字は気になって、辞書で引かずにはいられない。
そんな幼少時代でした。

最近は、迷うと携帯で漢字変換してしまったり、すっかり読み書きの記憶が薄れてしまいましたが・・・(^^ヾ
剣道を指導する一員として、剣道用語を質問されたら、答えなければ。
残心とは?守破離とは?3つの打つべき機会とは?
同様に、剣道を理解するために必要な慣用句やことわざも、理解して欲しいと思っています。
中学生くらいになると、私の教えの大部分は慣用句やことわざを知らずには理解出来ないようになりますし・・・(^^ヾ

是非、皆さんも子供達が慣用句やことわざを身近に感じられるよう、日頃の会話の中で子供達に伝え、教えてあげてください(^^)

小手の痛み

2008.11.15


先週の稽古で、初めて打たれた小手の痛み、真っ赤になって腫れてしまった腕に泣きながら帰っていった小百合。
今日は大丈夫かな?と、心配していた管理人の、「小百合、腕、大丈夫?」との言葉に、思い出してしまったのか、泣き出し、「剣道やりたくない!」と、お母さんの傍から離れなくなってしまった小百合(^^ヾ
確かに、初めての小手は痛いよな~と、思いつつ、さて、どうしようかな?と稽古が始まり、最近は面を着けたばかりの基本生も小学生も中学生も、一緒に練習させていたので、今夜は基本生2人は別メニュー。
面打ちを見ながら、中学生以下にも指示や注意をしました。

その中、中学生以下には小手面を打たせ、それを見ながら少し話をしました。
小手を打たれて痛そうな先輩は誰か。
そして、打たれた相手は痛がっているのか・・・。
また、痛みと言うのは馴れるものだったり、打たれると言う覚悟や準備、大きな声などは痛みを緩和してくれると話をしました。
打たれている石黒・望月に話を聞くと、打たれると多少はジンジンするが、痛いと言う程では無いと言っていました。
その際、「でも、最初に打たれた時は痛かったな~」と、石黒、望月はお互いに話をしていました。
時が過ぎてしまえば、乗り越えてしまえば、同じ体験をした者同士、苦笑しながら思い出したり話したり出来る。
これってなんだか良いものだな~と、思いながら管理人は聞いていました。
基本生でも、小学生でも、中学・高校生、そして一般。子供も大人も、同じ思いを共有出来る。
話が出来る。
「最初に打たれた時の小手は痛かったよな~。腕腫れたもんね(^^)」とか、「掛かり稽古は辛かったよな~」とか、「合宿はキツかったよな~」とか、「あの試合は勝てて嬉しかったよな~」とか(^^)
剣道を始めたから、剣道を続けたから、同じ刻を共に過ごしたから。

小百合もきっと、いつか笑って思い出す時が来るだろう(^^)

そうそう、今夜の小百合、真理の遠間からの面打ちは上手く打ててたな~(^^)





参った(^^ヾ

2008.11.3

先週の練習で、試合練習をした。

その際、強い石黒兄弟に対抗するべく、中学男子を当てたりしたが、玉砕し、次は4年生(緒方遼君)に相手の初太刀の面に抜き胴を打て!と言ってやってみたら・・・ドンピシャ!!応じ胴でしたが、綺麗に1本になる打ちが出ました(^^)
審判をしていた中学生2人があまりの見事さに呆気に取られ、旗を挙げられなかったくらいでした(^^)

さて、刻は過ぎ、次の練習日。
緒方君が管理人に「お願いします」と、かかってきました(^^)
礼をして、蹲踞から立ち上がり、面を打ち込んだ管理人に・・・遼君の抜き胴が綺麗に炸裂!!!

完璧な1本でした(^^ヾ

予想もしてなく、打たれるとも思わず放った面に見事な抜き胴。
面を打った私は思わず打たれた格好で止まったまま、「えっ~~~」と叫び、次に並んでいた米田先輩は見事な胴に賞賛の大爆笑(^^)
抜き胴を打った遼君はキョトンとしていました(^^ヾ

ここに、幾つか言える事が有ると思います。
まずは、前回の練習で学んだ事を覚えていたこと、そしてそれをやってみようと思ったこと。
そして、そうした結果、4年生の遼君は、身長差、竹刀の長さ、剣道経験年数25年の6段を目指す管理人から完璧なる1本を取る事が出来たということ。
そして管理人には、自分の教えた事を忘れてはならない。
子供と侮って、打たれるはずは無いと思って油断をしてはいけない。
子供との稽古においてこそ、完全なる打ち(気・剣・体の一致、1拍子で打つ、打ち切る)を打突の度に目指した稽古をしなくてはいけない。
とても感激もし、とても自己を省みる事にもなった、緒方遼君の見事な胴打ちでした(^^)
皆も頑張ろう!決して適わない。なんて事無いのだから(^^)

私は・・・修行し直します(^^)

踵を着けて歩く人

2008.10.8

「稽古場では踵を着けて歩くな!小走りに動け!」

そんな事を、よく言う。
今日も、多くの子供達が踵を着けて歩いていた。
稽古を頂いて先生のところにアドバイスや注意点を聞く時も、交代する時も、移動する時は全て踵を着けている。

なぜ、踵を着けて歩いてはいけないの?

まず、歩いてはいけない!学ぶ場において、歩いている暇は無い!!時間は有効に!!!
次に踵を着けて歩くこと。
踵を着いて歩くと言う事は、体重は踵にかかるから、反り返って偉そうにズシズシ歩く事にならないか?
例えば、先生に呼ばれ、アドバイスを受ける時、胸張って偉そうに歩いて行くのと、いち早くそのアドバイスを聞こうと前のめりに走って行くのと、どちらが正しい?どちらが好ましい?
前のめりになるくらい、速く動こうとする、全身を耳にして相手の話を聞こうとする。
そうすれば、自然と踵は浮いた状態で歩いたり小走りになったりするんじゃないだろうか?
だから、道場内では踵を着いて歩くな!と教えているし、教わって来た。

また、剣道の試合や稽古時も同じこと。
素早く動くには、踵を着いていたらダメ!!
後ろに有る体重を、一度前に起こさないと動けないのでは、一瞬動きが遅れてしまう。

その一瞬が勝負を分けるのだ。

勝ちたいならば、上手くなりたいならば、踵を着かない姿勢を持とう!!!

伝え方

2008.9.3

伝え方・・・① 休みの連絡をする時、分かった時点で直接口頭で伝えるのか、後で電話か、
         それともメールで?はたまた自分で言わずに保護者の方が電話する?
         もしくはメールで?

       ② 言い辛い事や誘いの断りを入れる時、直接言う?それとも電話で?

       ③ 相手を怒らせた時、謝るのは直接?それとも電話で?それともメールで?

       ④ お願いやお伺いの書面、直接渡す?それとも人伝?

 相手に何かを伝える時、あるいは何かを謝る時、何かを渡す時、どの方法が一番正しいのだろうか?
目は口ほどにものを言うと言います。
相手の前で相手の目を見て、自分の思いを伝える。
これが一番相手に気持ちを伝える事が出来るでしょう。
しかし、最近は文明の発達により、電話やメールといった便利なものが存在します。
そうなると段々と上記のどれを選択するのが正しいのか、どれを選択すると相手に失礼なのかといった事柄を考えずに言動をすることが多くなります。
また、そういった事に気付き、指導が出来る大人も少なくなって来ていないでしょうか?

そこまでしなくても相手には失礼にならないだろう。
そう思うことが、すでに相手を低く見ていることにならないだろうか?

自問自答、してみましょう。

上記は、別に管理人が最近、そういう事をされて不快に思ったとかでは無いのですが、小林先生とお話する中で自分や自分の周りで、気付かず失礼をしていた事に思い至り、今回はこういう内容で書いてみました。
ほんの少し気を回せば、ほんの少し自分で動けば、相手に失礼する事が無くなります。
私もそう心掛けようと思います。
皆さんも、考えてみてください。



夏季合宿-2008-

2008.9.3

今回の夏合宿、気遣いや挨拶が出来ない事が先に立ってしまいましたが、稽古の話に参りましょう。
初日、この日は磯崎孝太が目立っていました。
体操・素振りから大きな声が聞こえて来て、素振りも最初から最後まで一生懸命。
最後に私達が面を着ける前に休憩を入れましたが、ここでも、号令を待たずして面を着ける程のやる気!終わる頃には、皆の前で上達振りを披露するまでに(^^)
稽古の始まりから終わりまで、通してやる気や集中力を持ち続ける事は、私達でも難しい事。
どうやら孝太はお母さんが見ていてくれたから頑張れてたようですが、やる気を持てた事。
素晴らしい面を打てた事。
そして、1日通して頑張り続けられた事は、孝太にとって良い経験になったと思います(^^)
また、他の子供達にも、同じように頑張って欲しいし、そういう気持ちを持って欲しいと思います(^^)

さて、気遣いでは怒られ通しだった石黒兄弟。
私と柏木先輩とでそれは厳しく掛かり稽古を。
ここでも驚いた(^^)飛ばしても、倒しても、なかなか参る気配が無い(^^ヾ
どれ程体力が有る事か(^^)まあ、へばるほどの動きがまだ出来ていないからこそ持つのだとも言えますが、最後には私も柏木先輩も逆に疲れてしまう程(^^)
これを見るに、もっともっとキツい稽古でも大丈夫なようだと思いました(^^)

中3として、1人で後輩達の面倒を見てくれた諏訪部は、稽古でも今まで言われた事や自分で考えている事を注意しながら自己の向上を見据えた稽古が出来ていました。
やうやく、頭も身体も言われた事を理解し、それを実行出来るだけの土壌が出来てきたようです。
やらされていた剣道から、自分で向上を目指して積み重ねる剣道へと入り口に来たのかな?と、言う感じです。

僕らの言う、剣道の楽しさ、本質、キツい事こそ楽しい。
そういうことがこれから、感じられるのだと思います。
今は今の剣道、高校で学べる剣道、大学、一般、もしくは2段の剣道、3段の剣道、4段、5段、6段と目指して欲しいなと思います(^^)・・・
指導も向いていそうです(^^ヾ

気遣い

2008.9.3


8/22(金)~24(日)まで、山中湖にて合宿を行いました。
着いてからの第一声は「寒い!」この日、山中湖は15℃でした。
しかし、熱中症にならずに稽古が出来る、絶好の合宿気候だったのかも知れません。

さてさて、まずはお昼のお弁当を宿の部屋にて食べたのですが…動いているのは中3の諏訪部のみ(初鹿は勉強のため不参加)。
小6参加者に喝を入れました。
先生方のお茶が空でも動かない。と、言うかそれ以前に気を配ると言う姿勢が無い!
その日の夜、指導者部屋に布団をひくように小6に言ったところ、冗談だとでも思うのか、逃げて終わりの様子。
ここでも怒り爆発!
明けて2日目、起床時間に男子の部屋に様子を見に行くと、6時起床に目覚ましが鳴り、それでもなかなか起きない様子。
子供達を起こし、明日はもう少し早くに起きて指導者部屋に起こしに来るよう言いました。
朝食・昼食・夕食と、なかなか気配りの出来ない小6に、早く食べて空の器に気付かせよう。
お茶を飲んで気付かせよう。
いつもの3倍くらい食べてた指導者達でした(^^ヾ
少しずつ、気配りの出来る子が1人、2人。
でもまだ誰かがやれば自分はやらずとも…と、思う子も居る様子。
3日目の朝、起こしに来た小6。
指導者は起きて、体操・素振りをする為に外に向かいます。
少しして女子が降りてきました。
男子は…6時15分。
始まりの時間にようやくぽつりぽつりと現れた。
5分前集合は当たり前として、準備が出来たら先に行って先生方を待とうとか、諏訪部先輩達は何時頃行くかな?先生方が行く前に行かなくちゃ!そういう気持ちが無いようです。
それに、3日間通して、朝、自分から挨拶の出来る子も少なく、こちらから挨拶をしてようやく挨拶を返せるくらい…。
剣道をやっているのに…。
朝の挨拶は、剣道をやっていなくても、朝起きたら両親や兄弟に挨拶をする。
当たり前の事だと思うが…。
それでも、少しずつやならくてはいけない事を理解し、動けるようになってきた小6達。
あとは今後、自宅でどう過ごすのか、稽古場で同じく気を使えるか、来年の合宿が、怖さ半分、楽しみ半分といった感じになりました(^^)

「気遣い」、どうしてそこまでやらなくてはいけないのか。
指導者は、常に出来ることは全て自分でやろうと思います。
しかし、必要な躾、勉強なのであえてやらせます。
社会に出た時、相手や周りの人達に気を使える事は、剣道を通して学んで良かったと思えることの一つです。
また、気を使うと言う事は、その相手に意識を集中し、よく見ないと出来ません。
一挙手一投足を気に掛ける。
身に付くと、絶えず見なくとも、意識を相手に飛ばし、気配により相手の状況を知ることが出来るようになります。
これが剣道には必要となります。
相手の細かな動きで心理を知り、相手が動くことを予測する。
それにより、攻めたり、勝ってから打つことが出来ます。
もちろん、師や年長者を敬う気持ちと言うのは剣道に限らず必要な気持ちだと思います。

祝・昇段

2008.8.10

8/10(日)、栃木県県南体育館にて行われた6段審査。
管理人の同輩、江川先生が見事に合格されました。

おめでとうございます(^^)

6段審査の合格率はだいたい10%。
4人1組で行われるので、3組12人の中で心技が飛び抜けて良い人が合格出来る確立だと言えます。
同じ年齢の同段位を持つ全国から集まる相手と立会いを行って心技体共に優勢でなくてはいけないと言うのは、稽古を積んでいてもなかなかに難しいものです。
鋭い攻め、浮き立つ相手、姿勢崩れぬ1本になる打突。
攻めも相手に伝わっていたし、その攻めによる相手の心の動きを確信した打ち、さすがでした(^^)

江川先生と管理人は同級生。
共に、同じ高みを目指し、稽古を積んでいます。
誘い合って出稽古に行ったり、現在の工夫点や試してみた事、こう思う、ここが悩みだ、多くを語ります。
同級生として、近い存在であり、負けたくない相手であり、尊敬する相手です。

励みとなる同級生、あるいは先輩、後輩。
お互いを高め合える関係を、是非、剣友会の後輩達や子供達にも築いて欲しいと願うし、強さや向上心への一歩を積み重ねる事のキツイ楽しさを、共感して欲しいと思います。

江川君、本当におめでとう!!
また稽古、お願いします(^^)





県立高校合同合宿

2008.8.3

7/31(木)、縁有ってこの2~3年参加させて頂いている、県立高校の合宿にお邪魔させて頂きました。
今年は、金井高校・大和東高校・横浜学園高校・川和高校・柏木学園高校・秦野総合高校の6校が合同で合宿をしていました。
高校生のスピードや闘志溢れる稽古の様子は心地良く目に映りました。
稽古の最中、あちらこちらから、「ファイトー!」との掛け声が聞こえます。
その声に感化され、またあちこちからお互いの励まし合う、称え合う声が聞こえてきます。
稽古は、足捌きや素振りでも、基本稽古や打ち込み、掛かり稽古でも、必死であれば皆キツいものではありますが、声を掛け合う事で、苦しいのは自分一人じゃない、仲間も頑張っている、自分も頑張ろう!そうして乗り越える事が出来、地力をつけていけるのだと思います。
こうした姿は、剣友会の子供達にも持って欲しいなと思います。

さて、多くの高校生の中に、目立つ子が何人か見えました。
スピード、実力が飛び出ている子達です。
そして、そういう子達のほとんどが、人一倍自分に厳しく有るように見えました。
基本の打ち込みでも、掛かり稽古でも、疲れていても、他の子の何倍もの速さで多くの打突をする。
何倍もの細かな足捌き、細かく速いすり足をしていました。
周りの子以上の努力。
それがその子を目立たせる。
強くなる。と、言うことにつながります。

良い稽古を拝見させて頂きました。
負けないように私も頑張らねば(^^)
最後に、戸塚先生、岡見先生を始め各校先生方には温かく接して頂き、私自身の剣道にも、また、子供達を指導する上でも、多くを学ばせて頂きました。
また勉強させて頂けたらと思います。

ありがとうございました。

強くなりたいって気持ち

2008.6.22


先日、道場連盟の大会が有りました。
管理人は、その日、国家資格の試験日で観に行けませんでした。
当日引率頂いた先生から、試合のビデオを見させて頂きました。

酷い・・・><
全員2本負け、全試合2本負け。

確かに、相手の子の打ちが鋭かったり、速かったりもしてたけど、なにより、身体が動いていない。
いつもの動きが出ていない。
緊張していて思うように動けなかったとか、そんなんじゃない。
アップはしたのだろうか?
いつものように打てている、飛べている。
抜ける足は細かく速く。
そんな確認をしてたのだろうか?
自分でそういう確認を、アップでしなくちゃいけない。
なぜなら、身体が動かなければ、いつも通りの動きや技なんて出せないのだから・・・。
右足・左足がベターっと床に着いていたり、初太刀(試合が始まって打つ1本目の打ち)を自分から打てて無かったり。
それが打ててても、速さや鋭さが無かったり。
相手の打突部位を叩かなければ1本にはならないのに!

ビデオは、途中で観るのをやめました。
だって、誰一人、悔しい顔をしている子が居ないのだから・・・。

「強くなりたい人!」って聞けば、全員が手を挙げる。
でも、強くなりたい気持ちって、どこから湧いて来るの?
負けて悔しいって気持ちからじゃ無いのかな?

管理人は、負けるのが嫌い。
確かに、自分より上手い人、強い人に憧れや尊敬の気持ちは有るよ!
でも、稽古をしたり、試合をしたりしてその人に負けたり、同じくらいの年齢や実力の人、あるいは自分より弱い人、そういう人達と試合をして負けるのは悔しくて仕方が無い!!

何が悔しいのか?

自分がその人達より実力や気力で負けている事が悔しい。
その人達より実力や気力で勝つだけの稽古をしてこなかった自分が悔しい。
どんなに努力しても勝てない相手ってのも居るかも知れない。
でも、努力はその差を縮めるし、努力は裏切らない。
どれだけ自分の甘い気持ちより、勝ちたい、負けて悔しい思いをしたく無いって気持ちがの方を大きく持てるか、それが、決められた稽古日に人一倍、人の2倍、3倍頑張れるか、あるいは他の人より多く、毎日でも稽古をしよう、ツラくても稽古積もうって気持ちが持てるかにつながる。

まずは悔しいと思うこと。負ける自分を腹立たしく思うこと。
それが必要なんじゃ無いかな?
問われているのは生徒、そして指導者。考えよう。行動しよう。

管理人の思う剣友会の骨子

2008.6.19


久々に、剣道日誌を書こうと思いました(^^ヾ

昨夜、中3女子2人が居なかった事も有り、自分で素振りの号令をしてみました。
改めて、号令で、子供達の前で振り、自分が汗を流し、見本となろうとする事の大事さを学びました。
昨夜は素振りの内容も、注意点も、剣道を始めて25年、6段を目指す私が、今現在、出稽古先や稽古場で習ったり、意識している事、指導された事などを入れたものにしました。
素振りは真っ直ぐ前を見て振ろう!前を見つめて振りながら、視界に号令や先輩の姿を捉え、良いところは学び、自分で気を付けるところも気をつけて、2つも3つもやりながら稽古をしよう。
集中すること、気を抜かないこと、体中の関節や筋肉、バネ等を使った、綺麗で無理の無い、素振り。
休めの状態から「構え!」と号令された時の素早い動き、これも、「お休み~(^^)」と、言う状態ではそう動くことは出来ない。
構えは解いても気持ちは解かない。
10本素振りをする。
「ヤメ~!」と、号令が掛かると気持ちを抜いてしまう。
構えを解いてしまう。
それでは試合や審査の時でも打った後に気持ちが抜けてしまう。
気持ちを出来る限り抜かない稽古。
剣道経験がそれなりに有り、大人な?私でも、キツい事です。
でも、あえて子供達には今の自分と同じ要求をする。
それは、小さい頃からそうしたものが身に付いていれば、遠回りせずに伸びて行けると思うから。
素振りが終わった時、全員を集合させました。
強くなりたいと思う人、上手くなりたいと思う人、と、問い掛けると、皆、様々な手の挙げ方ではあるものの、全員の手が挙がりました。
そう思うのなら、まずは言われた事をキチンとやろう。
声を出すこと、挨拶をすること。
難しい実技を完璧にやれ!と、言っているのでは有りません。
誰でも出来、誰からもやっている事が認識出来る事。
自分では声を出しているつもり、自分では大きな声で、誰にでも挨拶をしているつもり。
つもりではダメです。
自分自身も、そして周りに居る人も、他者に伝わるくらい、大きな声を、挨拶を、しなくては、やっているとは言えません。
まずは、そういうところから、そういう風にやろうと、そう、思うことが稽古の始まりなのだと思います。
やらなくてはならないこと、お父さん、お母さん、先生、先輩から言われた事を、やろうとする気持ち。
この気持ちを、楽な方が良い、今日は気分が、やるのはキツい。
そういう弱い自分に打ち勝ち、続ける強さを、そうして続けた結果を、成果を手にする喜び、嬉しさを、剣道を通じて感じて欲しい。
剣友会は文武両道。
剣道も、勉強も、必要な事、やらなくてはならないこと、努力するのはキツいこと。
それをやり通す強い心を学べる場となればと思っています。 (現在の神奈川県の強豪高校はどこも頭が良い。オール4は無いとね(^^ヾ)

子供達も、そういう気持ちで剣友会に来て欲しい。
保護者の皆様には、我々の足らなき点を支えて頂けたらと思います。
そして、私達指導者は、子供達が毎回、毎週、伸びて行けるよう、毎回、毎週、褒められて喜ぶ子供達が増えて行くよう、見てあげて頂きたいと思いますし、綺麗さ、正しさ、指導力、指導方法を磨くべく、子供達以上の負荷を、努力をしていきたいと思います。

H20年度 強化練習会

2008.5.5

例年行っている強化練習会。以前は1泊2日のミニ合宿として、中学生の強化を目的に行っていました。
時代が進むにつれ、1泊2日から通いの2日間の強化練習会へ。
内容も中学生メインでは有るが参加意思の有る小学生も参加してのものへと変化を。
そして今年、体育館の都合等も有り、1日だけの稽古となりました。
しかし、参加率は素晴らしく、中学生を筆頭に面を着けている会員はほぼ全員参加。
山梨県からのスペシャルゲスト?を加えての15名?で行いました。
今回は、と、言うかここ最近は、摺り足から見直しています。
摺り足は人間が歩くのと同じで、剣道においては一番大事であり、もっとも必要なものです。
歩幅が広ければ広いほど、右足を出して左足を引き付けるまでの時間は長くなります。
それでは使えません。
歩幅は日常歩く時の1歩と同じくそれ程広くない幅で、左足により腰と共に右足を鋭く送り出し、右足が止まると同時に右足により左足を引き付けます。
まずは小さな歩幅で素早く動かす練習を重ね、その後、広い歩幅でも素早く、そして目線の高さを変えずに動く練習をすると良い。

さて、今回は小林先生を始め、中学生を私が、高学年Grを柏木先生が、低学年Grを諸星先輩が指導しました。
結果、最後の打ち込みの際には、二足一刀からの入り方が素早く、鋭くなったり、一歩入った時にしっかり止まれて打ち込めていたり、構え自体も崩れる事無く一歩を入って来れていました。
また、中学生においてはかかり稽古にて、速さや打った後に手を伸ばすことの感覚を学ぶことが出来たと思います。

皆さん、お疲れ様でした。

第30回富士箱根ランド剣道大会

2008.1.27

1/26(土)、今年、初めて富士箱根ランド剣道大会の前夜祭に参加した。
この大会は、道場連盟主催の大会で、富士箱根ランドには全国各地から多数のチームが集まってくる。
そのため、前日から宿泊するチームが約6割。
その選手達と錬成大会なる稽古会を過ごし、指導者同士も交歓稽古を行う、そんな前夜祭が有りました。
南足柄剣友会は、箱根は地元と言うこともあり、毎年大会当日のみ、朝から出発して試合をして来ました。
道場連盟の故亀井先生や金田剣友会の遠藤先生からお誘い頂いていたことも有り、また、前日錬成大会を経験し、技術・精神を高め、チームで寝食を共にして当日の大会を迎えてみたいという気持ちも有り、本年、前夜祭の参加、宿泊、大会の出場を決行した。

さて、雪の降る箱根において、8畳間2部屋にまずは落ち着き、錬成大会を迎えた。
全国から集まるチーム同士での練習試合か~なんて思っていた予想とは異なり、錬成大会は素振りや面を着けての切り返し、そして地稽古といった内容でした。
しかし、同じ道場連盟に属しているとは言っても剣友会、素振りは誰もスピードに付いて行けず、他の道場連盟のチームの子達は小学生から竹刀の剣先が良く振れている。
自分の意思で竹刀を操っている。
対してウチの子達は、振り遅れ、足は付いて来ず、竹刀は面の高さに置きに行っている・・・。
まあ、この辺は指導者も悪いと言うことで、子供も指導者も実感したであろうことなので、今後の稽古にいかして行こう。
あと、2列で基本稽古や地稽古と言った際に、消極的な子供達、列の一番端っこで、なかなか相手を捕まえられず、結局あぶれた子供が2人。2人共ウチの子・・・。
この辺も、慣れもあるかも知れないが、どんどん積極的に稽古が出来るようになって欲しいと思います。
夕食の準備は食べ方、部屋での過ごし方を見るに、小3・小4組は非常に良く過ごせていたように思います。
小5の3人は、まずは目上への話し方、接し方がまだまだ・・・。
行動の遅さや周りへの目配り、気配りもまだまだ・・・。
もっともっと、日頃に家事手伝いも必要なのかと少し、思いました。
TVを見たり話したり、楽しい時間や大きな温泉も楽しめた夜を過ごし、翌日は6時起床で体操と素振りを全員で。
体育館で元気に行っていました。
この場所までの往復や、体育館内での元気な挨拶。
これはとても良く出来ていました(^^)

そして試合。先鋒が不戦勝。次鋒は頑張って1本負け。
ここからの五将・中堅・三将の5年生。
元気無く、スピード無く、日頃の良さすら出すこと出来ず、トントントンと負けてしまった。

「在平素」平素在りての自分です。
日常の生活、日常の稽古、剣道だけが全てでは無いですが、どう生きていくかが、その人を作ると思います。
プラスもマイナスも、大いに見れた、大いに考えさせられた、とても良い経験をさせて頂きました。
我々指導者ももっと精進しなくては・・・。
家庭の躾け、社会体育(剣友会)の指導、学校の教育、協力しあってやって良かったと思える剣道をしていきたい、させていきたい、そう、思います(^^)

剣道日誌というよりか、自分の日記になってしまった(^^ヾ

出稽古 金田剣友会

2007.9.21

9/21(金)、夕方、平塚市に向かいました。
初鹿・諏訪部を連れて、金田剣友会へ出稽古に行かせて頂きました。

まず目に入ったのは、木刀による剣道基本技稽古法(名称違ってたらごめんなさい)。
気迫、形、刃筋、良い稽古を見させて頂きました。

中学生・小学生・基本生?に分かれての稽古も、それぞれ気を抜く時間が無い。
見ていないと伝わらない表現だろうが、基本生はひたすら大人の基立ちに打ち込む中で指導を受ける。
小学生もとにかく打つ。
中学生もひたすら打つ。
その流れや気持ちの高まりを切らない指導者の注意やアドバイス。
短く要点を得た指導にも目を引かれたが、子供達の姿勢にも違いを感じた。

金田剣友会の子供達は、小学生であっても、指導者の注意を聞いたらすぐに、それこそ聞きながらも早く聞いたことを実践しよう、早く稽古がしたい。
そういう気持ちの行動が目に見えました。

基本稽古が終わった後、10人以上の先生方が基に立ち、1分半の地稽古。
いや~、これは疲れた!(^^ヾ

とにかく打ってくる!構えれば攻めて打って来る。
打ちを避けても、避け終わった姿勢でいるところにまた打って来る。
返し技を打っても、応じ技を打っても、その後に技が、打突が続いてくる。
鍔競り合いも、長々としている子は一人もいない。
だいたい2回の押し合い崩し合いの間には打ちが来る。

南足柄剣友会も、もっともっと頑張らなきゃ!頑張らせねば(^^)

笑顔で迎えて頂いた遠藤先生始め先生方、子供達、保護者の方々に感謝致します。
ありがとうございました。・・・また伺わせて頂きます(^^)

第3回演武大会

2007.8.26


8/26(日)、体育センター第3体育室にて、「第3回演武大会」が開催されました。
南足柄市剣道連盟主催の大会で、神奈川県でもここだけでしょうか、剣道形による試合です。
今回はこの大会、管理人が南足柄市剣道連盟事務局 大会部として、初めての大会主催で有りました。
結果、多くの不備の中、市剣連会長を始め諸先生方の温かいご協力の下、大会を運営できました。
不備は・・・賞状の準備を忘れた事に始まり、会場準備や当日の流れに関する読みの甘さ等々・・・。
次回以降は気を付けます(^^ヾ

さて、大汗掻きながらの大会運営の中、我が南足柄剣友会の子供達はなかなかの良い剣道形を披露していました。
ほとんど見れなかったんですが、時折見える剣道形の姿や、大きな発声に、大会運営の忙しさも、軽くなる思いでした。

低学年の部では、加藤泰我君の綺麗な剣道形が、連盟の先生方からもお褒めの言葉を頂きましたし、負けず劣らず、王若鵬君の発声や打ちもなかなかのものでした(^^)
そして、優勝、加藤泰我-加藤隆我。
加藤隆我君が小学2年生ながらも、お兄ちゃんと息を合わせ、間違えずに形を行えたのが勝因だったそうです(^^)
きっと、練習すること、集中すること、その先に貰えた優勝、大きな財産になったのではないかな(^^)
石黒健太郎-石黒遼太郎の双子ペアは、双子ならではの息の合った形を、以前に剣友会の稽古で見たことが有りました。
今回は、決勝で、大きな発声に隣の会場を見ていた管理人が思わず振り向いてしまった程の気迫ある剣道形が優勝の決め手だったのかな?(^^)

中学生では、優勝を狙った諏訪部美佳-初鹿小波ペア。惜しくも準優勝でしたが、剣友会の稽古以外にも出稽古に行き、練習したり、お互いに真剣に形を学べたのでは無いでしょうか(^^)
今後、惜しくも足りなかった点を練習し、お互いに納得出来る、満足出来る形を身に付けて欲しいと思います(^^)

入賞したペア以外の子供達も、精一杯練習の成果を出そうとしていたのを見ることが出来ました。
毎週の剣道形の稽古を更に内容濃いものにして、次回につなげて欲しいと思います(^^ヾ

剣道形については、管理人も記念大会での演武の為に同輩と練習を積みましたが、ビデオを見たり、先生にご指導頂いたり、上手い先生に実際に形を見せて頂いたり、そうした中で学んだことや気付いたこと、こうしてみよう!、ああしてみよう!、お互いにやってみたり、お互いに指摘をしたり、そうして、何回も何回も練習を積み、練習を積めば積む程、上手くなる自分を感じて嬉しかったり、難しいところが見えてきてそこを克服したい、もっと上手くなりたい、もっと上手くなれる!、そんな気持ちを胸に稽古を積みました。

そんな気持ちを、そんな自信を、管理人もまだまだ修行中の身では有りますが、皆にも感じて欲しいと思います(^^)

好きであれ!

2007.6.20

先日、南足柄市剣道連盟の合宿に参加しました。
今回は、講習会担当の奥津先生の指揮により、左足に乗る、左腰に意識を置くといった感じに、足捌き、足捌きからの素振り等を行いました。
2日目には剣道形を。
剣道形、1本目だけに絞って行いました。
トータル、なかなか身になる、とても有意義で楽しい合宿でした。

さて、今回の合宿、市剣連、他の剣連の諸先生方や諸先輩方の中、私と同輩が一番の下っ端でした(^^ヾ
体育館の窓開け、モップ掛け、夕食時のお酒のお酌や話し相手にと、細々と動き回りました(^^)
久々の下っ端(^^)楽しかった(^^)最近やることの少なくなった気を使うと言う事。
まだまだ俺達も動けるよね~(^^)な~んて同輩と話したりして(^^ヾ

そんな楽しかった合宿。
でも、34歳が下っ端の合宿って・・・。
剣道連盟の合同稽古も、同じメンバーばかり・・・。
若者の参加率が低い。
これって最近の常任理事会でも議題に挙がった。
どうすれば良いのか。どう、働きかけたら若者は集まるのか。
そんな話を、同輩ともしました。
結果、剣道好きな人が少なくなったのでは無いか。と・・・。

剣道は楽しい。
それを知る前に辞めてしまったり、本当の楽しさ、奥深さを知る前に、楽な事が楽しい事だと思ってしまったり・・・。
剣道に限らずだと思いますが、少し頑張れば、少し工夫すれば、自分を進化させられる。
今よりも速く、今よりも崩されず。
頑張って得たスピード、技、正確さ、綺麗さ、維持出来るようになるとほんの少し頑張る余裕が生まれる。
そこを頑張ると、更に更に速い自分が、技が、強さが出せるようになる。
日々自分との挑戦。そこが楽しい。結果が現れる。悩みが生まれる。また挑戦をする。
ドンドン、自分が変わって行く。強く、速くなっていく。
そしてそういうものが自信になり、精神的にも成長し、強くなっていく。
そういった全てが、好きであれば、剣道に限らず、前向きな自分でいられる。
そんな気がします。

まずは、「好きであれ!」

負けん気。結果を得るには・・・

2007.4.15


「負けたくない」この言葉、いつ、誰に、思う言葉だろうか?
全日本覇者とか、8段の先生とか、身近ならばそう、自分が教えを受けてる先生や先輩に、思うだろうか?

きっと、身近な、自分とそうは変わらない実力の持ち主に対して思う事では無いだろうか?

勝ち負けにおいての「負けたくない」も、有るだろうし、認めて欲しいって言う「負けたくない」も、有るかも知れない。
管理人が18歳の頃だっただろうか?
管理人には、2歳下の男の後輩がいて、稽古をしても勝てるのは3回に1回とか、4回に1回とか。
しかもこの後輩、「自分が尊敬も出来ないのに年上だからって先輩と呼ぶのは納得いかない」と、言っていた。
管理人も同感である。
ま、とは言え、剣道の世界なので先輩と呼んでくれてたけど(^^ヾ
後輩は、指導も管理にには無い部分を持っていて、優しさだけの管理人と違い、厳しさを持って子供達と接する事が出来ていた。
なんとかこの後輩に勝ちたかった。
認めて欲しかった。
そうして、管理人は稽古に励むようになった。
同じ、週に2回の稽古をしてたら、いつまで経ってもこの差は縮まらない。
もっと稽古しなくちゃ!
後輩の2倍、それでも足りなきゃ3倍。
もう、毎日稽古してたな~(^^ヾ休みは稽古が無かった木曜か日曜かの1日だけ。

そしたら、いつしか段々と稽古しても勝てるようになってきた。
後輩に勝ててたかはあまり記憶に無いけど、誰とやっても、それこそ指導を受けてた先輩にすら、勝てるって気がする程、自信を持ててた。

そうして、3段受験を迎え、なんと一発合格!

当時は3段の合格率は15%くらい。まさか合格出来るとはって感じでした(^^ヾ

合格祝いで皆で飲み会!その帰りかな?後輩が、「先輩を初めて尊敬しました」
そう、言ってくれました。嬉しかった~(^^)

その後も稽古に励み、強い、強い後輩達にも稽古熱心さで尊敬して貰い、実力も、試合で勝てたりするように、段位も着実に受かって来た。

負けたくないって思うこと。そして稽古に励むこと。
結果は絶対付いて来る!!



H18年年越し稽古

2007.1.1


まず、この日(12/31)はP.M3時~5時、岩原小学校にて大晦日稽古?が行われました。
今年は開催情報の流通が遅れ、2日前に連絡網にて周知をしました。

剣友会からの参加は、川口美香さん・石黒遼太郎君・石黒健太郎君、本多先生・石川先生・本多聡太郎先輩・管理人、でした(^^)

基本稽古や仕掛け技・応じ技の稽古、そして先生方との基立ち稽古。

元気いっぱい汗をかく良い稽古会でした。

そして時間は変わって23時過ぎ、小田原高校にて年越し稽古が始まりました。

寒い気温の中でしたが、体育館の中はジェット温風機?4台の稼動により、寒さは感じずに稽古に臨めました。

今年はちょっと少なく100人弱くらいの人数でしたが、小田原高校の土谷先生・山本先生、勝広道場の杉能先生を始め、平塚や静岡等の近隣より先生方もいらっしゃり、国府中学校の和田先生・大磯武道館の西山先輩、後藤さん、奥村等、馴染みの深い実力派の若手も居たり、国府中学校の3年生男子3人や小田原スポーツ会館の岸本兄妹、もちろん小田高現役生やOB・OGも多数来ていました。

23時半より稽古を始め、24時で一度終了、新年の挨拶を済ませてから新年の初稽古が30分~40分。
今年最後の稽古、新年初めての稽古、やり残さず、新たな課題を目指しつつ、年越し稽古を行いました。
また新たな1年が始まりました。
昨日の自分より今日の自分。
現在の自分より明日の自分。
常に上を目指して頑張ります!!

自分の為は他人の為

2006.12.24


「自分の為に頑張れ。それが延いて(ひいて)は他人(ひと)の為だから!」

この言葉は、昨夜参加させて頂いた忘年会席上で先生に言われた一言でした。
前後を話すと、なかなか結婚しない管理人に、自分の性格、相手の性格、色々有れど自分が望まなければ何事も手にすることは出来ない。
その為には、努力もしなくてはならない。自分の為に。自分の為に努力する。
それは、延いては他人の為になる。
この場合の他人とは両親や姉弟、自分の周囲の人。

何気無い一言でしたが、心に残りました。

自分の判断での良し悪しで生きている現在。

自分が良ければ別に良い。
そう思いがちであり、そうした方が良いのは分かってるんだけどな~と、思いつつ自分の負荷を嫌がって楽な方、楽な方へと逃げて行く。

すべては自分に返って来るのだから、自分が良ければそれで良いと思ってる自分が居ました。

でも、自分の行い、自分の考えは、自分を想ってくれる、自分を支えてくれている人々にも影響する。

それを踏まえた上で、考え、行動していかなければいけないと、そう、思いました。

「自分の為は他人の為」  他人の為とも思って行動しましょう!!(^^ヾ

自分に克つ

2006.12.4


管理人、久々の出稽古でした。
ここでは、自分の稽古をさせて頂くと共に、指導の勉強もさせて頂いています。
稽古の冒頭で先生がお話されていたのは、稽古とは真似ること。
まずは先生の見本を真似る。
目で、体全身で見て、完全に記憶して、真似をする。
自分のやってたやり方から、先生のやっていた通りに真似て変えてみる。
自分の目標に向かって変わろうとすること、変わろうとすれば、小さな事からでも変われる。
しかし、手を抜くこと、やらずにいること、それもまた簡単。
変わる勇気を持つこと、変わろうとすること。
変わること・真似ること・それを続けることのキツさに負けない心を持つこと。

自分に克つこと、それが稽古だと。

稽古事、芸事と言うのは、教えられて学ぶものでは無い。見て、真似て、盗んで、そして会得するもの。

さて、この日は素振りが終わると、2人組になって体育館の縦を使って追い込み稽古。
お互いに構えて摺り足で追い込んだりそれを受けて必死で下がったり。
始まってすぐ、観ていた指導者に叱咤の声が・・・。
「お前らも一緒にやらんか!指導者は子供の倍やらな!!」
指導内容や注意点を書き込んでいた管理人にも、「クマ!お前もだ!!」

久々の必死の摺り足。
いつまで続くか分からない稽古。
より速く、より細かく、剣先を相手の真ん中に、相手を攻める気持ちで。
1回、2回、キツイ、それでもより速く、より細かく。
くじける自分に負けてはいけない。
負けたくない!

しばらく続けて、その後は摺り足と打ち込みを合わせた追い打ち。
これも必死に摺り足、打ち込み・・・。
続いては追い打ちしては回転して相手も追い打ち、交互の追い打ちでした。
動きを止めないように。
目線を上下させないように。

それ程多くやった訳では無かったですが、終わる頃には足はパンパン(^^ヾ
すぐに面着け。
管理人達も中学生達と一緒に稽古をしました。
大きい面打ちから始まりました。

ここでは特に前の稽古を意識して等の指示・注意は有りませんでしたが、当然意識するべきと、抜ける足、スピードに留意しました。

周りの中学生より速く、自分でも速いと感じられる。
廻って残心もキチッと構えに。足が悲鳴を上げている。
キツかった。
しかし、その気持ちに負けて速度を緩めたり、妥協したりはしなかった。
すると、確かにキツイが、自分の頑張りで得られている速度に、「自分は負けてない。俺は自分に勝っている(^^)」と、自画自賛なのですが、キツイ事が楽しい?みたいな気分で稽古が出来ました。

3人目くらいになると意識とは裏腹に速度はそれ程速くは無くなっていきましたが、それでも意識はMAXに。

とても、とても良い稽古でした。

試合と気付き


11/23(木・祝)、ある試合に、ピンチヒッターで出させて頂きました。
畏れ多いネームとメンバーに気後れしつつ、試合は、極度に緊張することなく臨めたのですが、初戦は小手面主流で勝ち、2戦、3戦と進んでいったのですが、面が打てない・・・。
色々な剣風の相手だったので、相手の反応や攻め方、打ち方等を探りつつ、打たれないように、乱されないようにと試合を展開してたので、と、言うのも有りましたが、「イケる!」と、思っても、いざとなると打たれるのを恐れて面の技が出なかった・・・。
勝つのが第一なので、4試合して1勝1敗2引き分けは悪い成績では無いですが、引き分けを勝ちにすること、負けを引き分け、勝ちにする事へは、やはり面打ちだと痛感しました。
地稽古では打てる面打ち。
地稽古では出来る攻め。
これがなかなか試合では出来ない。
普段子供達にはやれと言ってることなのに・・・。
負けても良いから試せる試合(練習試合もしくは勝ちの決まった団体戦)が有れば、面を出す試合稽古が出来るのだけど・・・。

しようかな?練習試合。
もっと攻め、面打ちの種類や精度を上げた稽古を積んでいこうと思います。
そして、試合でも逃げずに、打たれる事無く、面打ちを出せるようになろうと思います。



躾け


「おトイレ!」。
元気な声に振り向くと、トイレへの通路を小走りに向かう4~5歳くらいの男の子が見えました。
行きつけの?デニーズでのお昼の一幕。
管理人は何を感じ、読んでいた本を閉じたのか(^^ゞ
トイレに行くのに「おトイレ!」、「お」を付けたその子の言葉使いでした。

そのBOXの構成は、お祖母さんにお孫さんかな?お孫さんと見受けた女性の子供が女の子2人に先程の男の子。
女の子が多くて一番下に男の子、だから言葉使いが丁寧なのか。
それともお祖母さん孝行するお孫さん(お母さん)の人柄か。
きっと、「おトイレ」と言いなさいと育てられたお姉さん2人と生活する内に自然と男の子もそう言うようになったのでしょう。
このお母さんも、そうして育てられ、自然とそれが子供たちにも刷り込まれている。

親の、指導者の、悪い癖ほど子供に移る(^^ゞしかし、良いところも移るのです。
以前も書いた川口昂虎君の言われること無くトイレのスリッパを揃えていた姿とか、
親御さんの躾け、教育には頭が下がります。

ご家庭での躾や教育、学校での躾や教育、剣道での礼儀や指導、この3者の協力により、上記のような管理人の感じ入る、子供達が多く育ってくれると良いなと思います。



千葉出稽古会


この日、5/1(月)はゴールデンウィークの中日と言う事で休暇を取り、昼間を真剣堂にて過ごさせて頂き、夕方から千葉県君津市に向かいました。
強風のアクアラインで風に流されながら(^^ヾ
さて、お邪魔したのは数年前転職を機に千葉県へと引っ越した松村さんが稽古に通われている小糸剣友会。
小糸剣友会は松村さんそして管理人もチャレンジカップ、前回の市剣連千葉合宿の際等でお世話になった小山先生の御指導される剣友会。
稽古を見させて頂いて、とても驚きました。
小学生低学年から中学生まで、男の子も女の子も、小さく鋭い打ち、そして遠くからでも近くからでも、距離に合った踏み込みと打突がピタリと合った打ち込みをしていました。
打ち込みの後の抜ける足、振り返っての残心までが素晴らしく速かった。
大きく綺麗に打とうととは思ってもスピードや距離感、踏み込みまで考えの届いていない剣友会の教え子達と比べると、隣の芝は青かった。
と、言う感じに見えました。
管理人も含めて辛口に論ずるなら、指導者が求めて来なかったから剣友会の子供達に備わっていない部分なのだとも言える。
小糸剣友会の稽古が小山先生の指揮下で行なわれ、空いたスペースでは大人達の基本稽古・打ち込みが始まる。
こちらは周准錬成会と言うらしい。
管理人も久々に自分の基本稽古が出来ました(^^)

今後、小糸剣友会の子供達、小山先生の御指導に南足柄剣友会の子供達で出稽古に行きたいと思いました(^^)

小田原市役所の稽古会


今夜(4/10(月))はちょっと久しぶりに小田原市役所の稽古に参加させて頂きました。
場所は豊川支所。
最近、剣友会の同級生とここで待ち合わせて稽古をしたり頂いたりしている。
今宵は多かった。
数えたところ、最終で狭~い支所の講堂?に26人。
7段の先生、6段も数人、管理人と同輩の5段も数人、中年層の男性も居れば女性も居る。
今宵は高校生も来ていた。
中学生・小学生、子供の比率が増えるのは大人の士気をやや下げる部分も有るが、中高生はこの中で揉まれていく中でスピードや強さを身に付けていく。
一般同士もまた、ここで切磋琢磨することで向上していく。
なにより、各地からここに剣士・剣道家が集まってくるという事実に驚かされる。
本当は自分の教え子もここで揉まれて欲しいところだが、これ以上子供を増やすのは如何なものかと二の足を踏む。
教え子からの是非との声でもあるのなら一考の余地は有るけれど・・・。
年齢も、男女も、段位も関係なくお互いの向上を求めて集う稽古場。
素晴らしい・・・。

感じ入りました


今夜の管理人日誌、ホントに日記のようですが・・・。

朝から第1回日本剣道形演武大会の審判講習会が行なわれ、審判の留意点や審判方法、実際の実技や模擬審判等を行ないました。
手探りの状態の中始まった演武大会、開会式にて管理人は演武をさせて頂き、所定の位置から演武を始めた瞬間、息は苦しく、顔に血液が集まり、眼球が熱くなるといった緊張を味わいました。
演武の出来には触れないでおくとして、この日、初めて行なわれた演武大会、子供達は会場に入るなり、会場のあちこちでパートナー同士組んで形の練習に熱中、真剣なその姿にも、この日初めての心打たれる思いがしました。

演武大会は全部門 岩原剣道クラブの圧勝、優勝するだろうと思っていた我が教え子達も結果、入賞したりしなかったり・・・、しかしながら、一次予選、二次予選、順位が発表される度に喜びの笑顔や悔しい顔や、真剣な眼差し、取り組みにも感じ入りました。
きっと子供達は結果に満足する部分も大いに持ちつつ、負けた要因、次回までの目標レベルを心に誓った事でしょう。
この日は長かった。
夕方終わった演武大会、18時15分からは通常通りの剣友会の稽古、疲れや集中力の欠如も無く稽古に励む子供達、きっと今後につながる事でしょう。
そしてこの時、着替えていた管理人の横をトイレに行こうと近付いた川口昂虎君、「こんばんは」と可愛く挨拶。
消えていったトイレの入り口に目をやると、あちこちを向いたスリッパが。昂虎が出て来たらスリッパ揃えて!って言おうと思いながら着替えを続ける管理人。
そして出てきた昂虎君、管理人が言う間も無く、自然な動きでスリッパを揃えていました。
感じ入りました。
高学年以上の子達には、トイレのスリッパは揃えるようにと話をする事はたまに有ったかと記憶していますが、低学年に向かって言った記憶は無く、全体に向けて言った言葉か、玄関では靴を揃えなさいと言った言葉か、もしくはご家庭での躾か、言われずに行動できたこの姿勢、きっと剣道にも、勉強にも、心の豊かさにも、通じて行くことでしょう。
ちなみに、トイレの入り口横の壁には、学校からのスリッパが良く揃っていますという賞状が貼られています。
余談ですが、昂虎の「昂」と言う字、「昴」(スバル)と言う字と思っていました。試合詳細や予定表の名前が違うとお母さんに教えて頂き、スバルではなく、「昂」(昂ぶる(たかぶる))と言う字だと知りました。
漢字には自信が有ったのに・・・(^^ヾ

平成18年 高校稽古始め

平成18年 高校稽古始め(相洋・小田高)

1/3(火)、例年、午前中は相洋高校、午後は小田原高校の稽古始めが行なわれます。

今年は、相洋高校・小田原高校共に剣友会OB・OGが剣道部に入部、稽古に励んでいるので、柏木先輩と共に管理人も稽古始めに参加させて頂きました。
相洋高校の稽古始めには、小学6年生、初鹿小波さんと諏訪部美佳さんが参加しました。
剣友会OGである初鹿小雪さんが1年生として頑張っている相洋高校、小波さんは朝からお姉さんと一緒に稽古に参加。
初めての高校での稽古に充実感を感じているように見えました。
管理人と共に参加した諏訪部美佳さんも、高校稽古始めの人数の多さ、活気を感じ、やや圧倒されながらも良い経験をしたのではないかと思います。 
小田原高校剣道部の稽古始めには、柏木先輩と管理人とで参加させて頂きました。 現役生による素振り・面を着けての基本稽古・技の稽古を見させて貰い、その自発的稽古法に感じ入りました。 素振り、正面打ちを各自100本、とか、技の稽古を数人ずつ縦1列を作り、打ち手が数人の元立ち達にそれぞれ何を打って欲しいか、どうして欲しいかを短時間で伝え、稽古を行っていく。 体操・素振りの声にしてもそうですが、現役生達は自発的に大きく鋭い声を発していました。 素振り100本を各自で振る。 スピード、大きさ、振り方等自由に出来るということは、個人の注意点や工夫が自由に出来ると言うことで、こうした自発的稽古法は、個人差が大きく、工夫・努力を重ねていく人は早く大きく伸びていき、手を抜いたり工夫・努力の足りない人は続けている事からの成長・進化はするものの、速度はゆっくりとしたものになるでしょう。 進学校、高校生ならではの稽古法とも言えますが、この稽古法こそ、小田原高校が県上位校である一要素ではないかと感じました。 ちなみに・・・一生懸命頑張っていた清水春樹先輩、柏木・管理人両先輩のもとにも稽古をとかかって来てくれ、両先輩からの温かい愛情溢れる滅多打ちに遭っていました(^^) 今後の上達、活躍を期待しています(^^)

相手を凌駕するもの

2005.11.18

これまで、観たり、稽古した中で、確信では無いが感じた事が有る。
ここ最近、「剣道の神が舞い降りた」なんて感じる事が有る(^^ヾ今まで適うことの無かった先生や先輩・同輩に、「あっ!打てる」と感じ、自然と体が、両手が、前に出て打ちを放っていた。
調子が良い、悪い。
それだけなのかも知れない。
しかし、多くの経験の中でつながったパズルが次の答えをぼんやりと映し出す。
相手を上回る何かを持つ者が、相手の隙に勝つ事が出来る。
上回る何か・・・凌駕する何か・・・、それは相手を圧倒する気迫であったり、スピードであったり、体勢であったり。
正論で言うなら、心技体、気剣体が揃って無ければ勝つ事は有り得ない。
剣と体は、繰り返し基本稽古を積むことで身に付けることが出来る。
しかし、それを相手の隙が出来る一瞬に出す事は、心や頭に一瞬たりとて躊躇が有ってはならない。
ここで大事なのは自信。
自分に自信を持ってこそ、躊躇せず打ち切ることが出来るのではないか。
ある人は、これまでの人生から自信を持つのかも知れない。
ある人はその稽古量から自信を持つのかも知れない。
もう一つ、誰よりも速く竹刀を振れる。
誰よりも正確、速くに打つことが出来る。
誰よりも遠くから打つことが出来る。
これらも確実に結果につながり、自信をもたらすだろう。
管理人は、攻め合いの中で、間が詰まり、どちらが先に技を放つかと言う勝負をした時に、「ここで打ち合ったら速さに勝てない」と、感じさせられた事が有った。
それだけが全てでは無いが、竹刀を速く振る、体勢を崩さず速く振る、これは日々の素振りや稽古で意識をすれば、稽古を積めば、それをした者には必ず身に付く。
強さを求めれば、努力を怠らなければ、辛さに耐える心を持てば・・・。
負けたくない。
人は、思いを継続するのが難しい。
自分の、弱い気持ちに負けない自分で有りたい!!



雑巾絞りと茶巾絞り

2005.10.30

10/29の稽古中、子供達に打った瞬間の手の内の絞り方、「雑巾を絞るように」と、習ったか、
「茶巾を絞るように」と習ったかと言う問いかけをしました。
結果、「雑巾を絞るように」と教わったとの答えでしたが、私も「雑巾を絞るように」とも教わった記憶が有りますが、先生方とお話させて頂いたり文献を調べたりすると、「茶巾を絞るように」と教える、教わるのが正しいかな?と思っています。
インパクトの瞬間に両手を絞る感覚を、雑巾と言うか茶巾と言うかの違いなのですが、雑巾を絞るようにでは絞り過ぎてしまい、木刀などでは刃先の向きが変わってしまうし、絞るのは一瞬、その後にはまた力を緩めなければなりません。
なので茶巾を絞るようにと言うのが感覚的に正しい。
さて、茶巾とは何か。当然小学生には分かりませんでした。
「茶巾?・・・チャキーン!!」
って刀を抜く時の擬音だと答えてくれたり、なかなかに笑わせて貰いました(^^ヾ私はあえて答えを教えず、帰宅したらお父さん・お母さんに「茶巾を絞るようにと教わった。茶巾って何?茶巾寿司を食べさせてって言えって言われた」と、言って見たら茶巾って何か教えてくれると思うよ!と、話したのですが、正直私も茶巾寿司の上部の絞りのように軽く絞る事だと聞いたのですが、今回調べてみたら、「茶巾」とは茶道に使われる手拭いのようなものの事だったのです。
茶道はまったく分からないので画像では茶巾を見ることは出来ましたが詳しくどのように使用するのかは分かりませんでしたが、茶巾は小さな布で出来ているので、「茶巾を絞る」は、雑巾のように両手の5本指全てを使い絞り込むという感じでは無く、茶道のある流派では右手は親指を上にして茶巾を持ったまま固定し、左手で絞る。と、あるように片手で絞る、もしくは小指・薬指・中指などで軽く絞るといった感じかと思われます。
この他にも構えの竹刀は卵を握るように持ちなさいといった教えも有ります。
極意はなかなかに難しい(^^ヾ

習慣と剣道

2005.10.30

10/29の稽古後、大磯武道館の西山先輩と話した中に、子供達の左足という話が有りました。
小・中学生を見るにつけ、すり足や構えの左足が真っ直ぐにならずカカトが内側に向いていると。
左足のカカトが内側に向き、爪先が外側を向いた構えの足を剣道では「撞木足(しゅもくあし)」と言います。
今回の論点は、女の子より男のこの方がこの足になっていることが多いと言う話でした。
日常の生活で、女の子は内股気味で歩いたり立ち振る舞いをしますが、男の子は大きくなるにつけガニ股気味が自然になっていく。
この日常の歩き方が自然な足や膝の向きになるので、男の子の方が撞木足になり易い。
また、女の子でも昨今の風習によりあぐらをかいたりガニ股歩きを気にしない子では男の子同様撞木足になり易いと言えるでしょう。
管理人も撞木足が気になり、なんとか直したいと考えていた頃が有りました。
その時は、一日内股で歩いてみたり、車の運転中左足を真っ直ぐに向けて乗る。等、試してみたりしました。
さすがに内股で歩くのは男子として格好良いものでは無かったので、足を真っ直ぐに出して歩くことにしました。
その成果で撞木足はほぼ克服することが出来ました。
ちなみに西山先輩は膝が外側を向けば爪先も外側を向くと言う事で、膝を真っ直ぐに向ける意識をしているそうです。
この話以外にも剣道での欠点や癖を日常生活の中のちょっとした意識や考えで矯正することはよく有ることです。
実技のみならず考え方や礼儀・性格に至るまで。

南足柄元気計画

2005.10.24

今回は剣道には関係有りませんが、この日、管理人は風邪をひき、会社の健康管理センターに行きました。
待ち時間に事務所のカウンターに置いてあった発行物に目を向けました。
そこで、「南足柄げんき計画」と言う、南足柄市が発行した冊子を目にしました。
細かな内容は省きますが、この中に、学童・思春期(7~18歳)の健康管理についての現状と課題を記したものがあり、その中で管理人が気になったのは、「喫煙経験の割合は小学生8.5%、中学生16.2%、飲酒経験は小学生49.0%、中学生57.0%」という結果。
管理人は幼い頃、お祖父ちゃんにからかいや冗談でタバコを勧められ、それを見ては怒るお祖母ちゃん。と言う記憶が有りました。
そして、なんか格好良く見えた喫煙に、当時売っていたタバコそっくりで中身がチョコレートお菓子を咥え、さもタバコを吸っているかのような気持ちを味わって遊んでいた記憶。
そして・・・お菓子のタバコを吸う真似をした管理人に、本物のタバコを吸っていると勘違いしたお祖母ちゃんに庭中を追い駆けられ、木の上に登ってお祖母ちゃんが誤解を解き、許してくれるのを必死で待っていた記憶が有ります。
この時のお祖母ちゃんの記憶が、大人になった現在もタバコを吸ってみようかな?と思うと蘇り、吸わずに現在に至ります(^^ヾ

飲酒は、合宿中、当時中学生だった後輩にビールを飲ませ、赤い顔をした後輩が小林先生に見付かり、飲ませた事がバレ、小林先生からキツく、キツくお叱りを受けたことが、現在も記憶に残っています。

幼・小・中学生の頃は、とかく高校生や大人の軽い気持ちにより、喫煙や飲酒、言葉遣いや礼儀といった躾を誤りがちです。
また、経験上、高校生~25歳くらいまでの間は、子供以上大人(社会人)未満といった感じですから、この期間は特に後輩達や子供に対する言動には注意が必要です。

気付き

2005.10.22

この日、日頃使用させて頂いている南小体育館が使用出来ず、明日に中体連新人戦を
控えていると言う事で、場所・時間を変えて高学年以上で稽古を行ないました。
稽古は終始試合を行い、回を重ねるごとに内容は充実し、良い面、足らない点が見えてくる。
足らなき点に注意を与え、また試合を行なう。
全員が集中し、言われた注意点を改善する。
多くの良いところを発見した。
この日、管理人は2つ、驚く事が有りました。

一つは、川口美香さんが山崎悠貴君に放った引き面。
教科書通りと言えるほど、理にかなった完全なる引き面でした。
鍔競り合いから相手の手元を下げ、相手が戻そうと押し上げる反動を利用して引き面を放つ。
綺麗な、とても自然な引き面でした。

もう一つは初鹿小波さんの言葉でした。
「先輩、分かりましたよ。自分の気持ち・テンションを上げる方法。稽古の最初から大きな声を出せば良いんです!大きな声を出すと気持ち・テンションが低い時でも高くする事が出来る」
事実、彼女はこの日、体操の時間から他の子より大きな声を出し、試合中においても明らかに相手を凌駕する声で気持ちを高めていました。
彼女に限らず、やる気に満ちている日、やる気の起きない日、体調の良い日、悪い日、気分の良い日、良くない日、相手が怖い時、打つのが怖い時、自分の心を励まし、動く勇気を起こしてくれるのは腹の底からの大きな発声。
大きな声を腹の底から出す事で、丹田に力が入り、頭の雑念が消え、動き、集中することが出来る。
「剣道をやるときは大きな声を出しなさい。」
誰しも言われたことの有る言葉でしょう。
しかし、言われてもなかなかその本当の意味通りの声が出せるようになるのは容易では無い。
今回小波さんの言葉に驚いたと記した意味は、それが自分で行き着いた答えだったからです。
剣道においても、日常生活においても、自分の感情や気持ちをコントロール出来るようになることの意味は大きい。
そして、指摘された欠点や癖に対して、自分で考えて試し、答えを見付け出す。
これが出来るようになれば、今後どのような壁にも答えを見付け出せる事でしょう。

全日本実業団

2005.9.19

この日、全日本実業団剣道大会が日本武道館にて行なわれました。
管理人の所属する富士写真フイルム剣道部も出場、1回戦でアートコーポレーションと戦い、負けてしまいました。
相手チームの先鋒~大将までが20代と若かったと言うのも有りましたが、先鋒と副将が上段の使い手という事も有り、ペースを掴めぬまま、大将の引き分け以外負けと言う結果に終わりました。
管理人は、副将で上段の人と当たりましたが、身長が10~15cmは高い相手で、頭上に上段で構えられると、小手も面も届かないと思えるほどの身長差でした。
相手が中段だったら、最近稽古中の胴を試してみようとか、相手の剣先を殺した攻め・打ちを試してみようとか、色々課題も有り、考えていた試合でしたが、構えてみたら相手は上段!
通常、上段相手には突き・小手・面を攻めるものですが、小手は15cm上の面の上に有り、とても届かない。
結局、小手を狙って交わされて面を打たれ、突きを打ちに行って引いて交わされて面を打たれ、負けてしまうのですが、終わって振り返ってみると、相手にも打った後隙が出来る等、攻める点、攻略法?が有ったように思います。

試合は、日頃の地稽古や試合稽古と違い、限られた試合時間内に相手の癖や弱点を見抜き、攻めなければならない。
その為には、多く色々な構えや剣風(スタイル・癖)の剣士・剣道家と稽古を積む事が必要だと思う。
同じ先生・先輩とだけでなく、機会を逃さず稽古場・相手を求め、多くの人達と、数多くの稽古を積もうと思いました。

インターハイ

2005.8.5


8/4、千葉県館山市で行なわれたインターハイを観に、後藤さんと西やんと行って来ました。
千葉では松村さんとも合流し、一緒に観戦を。
この日は男子団体戦の予選リーグと、男女個人の4回戦までが行なわれました。
とにかくスゴイ応援の人々で、席に座るには朝の5時半頃から並んでいたとか。
立ち見の我々も、場所を退いたが最後戻って来れなくなるくらいの大人数での応援でした。
全国から出場高関係者が応援に、そして近隣の高校生達も応援や見学に来ていました。
さて、試合はと言うと、とにかく速い。
技のスピード、キレ、足捌きの速さ、跳躍力、打つべき時、打つべき部位、そして反射神経、見応えの有る試合ばかりでした。
管理人は翌日の決勝戦まで観て来ましたが、全国の高校剣道の頂点を目指す試合には、凄さ、素晴らしさに目を見張ったり感動したり、高校剣道は県予選や関東大会は観に行きましたが、やはりインターハイは格別でした。
神奈川県の代表校 桐蔭学園は、男女共に準優勝と言う立派な成績を収めました。
女子団体では、地元、勝広道場出身の和田さんが中堅で出場され、団体戦での中堅の役割を時には冷静な頭脳で、時には粘りで、時には勝負をと見応え有る試合を展開していました。
また、金旭中出身の小堀さんは大将として2度の代表戦に勝ち、準決勝の代表戦においては女子個人で優勝した佐沢(あてらさわ)高校の鈴木さんから見事な逆胴を決め、管理人に震えるほどの感動を覚えさせてくれました。
剣友会の会員の子達も、中学で県大会・関東大会を目指すように、高校には関東大会・インターハイが有る。
中学で目指す剣道、高校で目指す剣道、是非一度、観て、目指して、剣を交えてみて欲しい。



大磯中4剣士

2005.6.29

今夜は、大磯武道館の西山さんが大磯中学の2年生男子を4人連れて来てくれた。
団体戦を3回行い、全て負けてしまった。
それでも、たまに行なう部内試合と違い、同門の剣風とは違った相手との真剣勝負。
審判は2審とは言えそれなりのレベルの審判。
とても有意義な試合稽古をさせて頂いた。
相手と実力が伯仲しているがゆえの緊張感。
瀬戸太一君の1回目・2回目、互いに気を抜く瞬間の無い3分間。
審判も気を抜く事無く正しい判定に務める。
3試合目は気が切れてしまう面が多々見られたものの、ここは恐らく相手との実力差やお互いの気持ちが合わなかったからであろう。
相手の実力に関わらず常に気持ちを張り、相手を圧倒するような攻めと技が望ましい。
山崎悠貴君も、この試合で始めて誰もが唸るような素晴らしい小手面を披露した。
相手の鋭い出小手に負けたくないと速さを追い求め、無心の放った超速度の小手面だった。
いつでも出せるようになるのも、時間の問題かと思われる。
大将の山口達郎君は、やはり強かった。
一見相手も見ずに感じずに、打っているようにも見えるのだが、とにかく速いその打突は、相手に反応させる間を与えずに打ち抜いている。
気持ちの攻めやタメが出来ると敵無しだろう。
本多聡太郎君は、イマイチ噛み合っていなかったが、管理人は本多君の遠間からの打突に輝きを感じる。
あの間からの打突を、残心まで体勢崩さず打つことが出来れば、勝率も上がり彼の剣道観も変わるような気がする。
男の子相手に果敢に攻めるも負けてしまって涙していた田中文絵さんには、出足のタイミングの良さを活かして鋭くしなやかに剣を振るうことを目指せば、化けるのも時間の問題。
一人、小6女子からのエントリーだった初鹿小波さん。
相手は中学男子、勝てる訳が無い。
こういった思いを打ち破り、何人たりとも我には勝てぬ。
とか思って試合に臨んで欲しかった。
と、言った感じで、なかなかに見応え有る、有意義な稽古でした。
西山さん、大磯中の4剣士、ありがとうございました。





中体連県大会

2005.7.31

今日は、中体連の県大会、女子の部が大井町総合体育館で行なわれました。
優勝は男女とも保土ヶ谷中学校が飾ったのですが、その中、岡本中学校女子が、団体戦において見事同率5位の成績を収め、西湘地区では管理人の知る限りでは初の団体戦での関東大会出場権を獲得した。
個人戦でも2名が3回戦まで進む健闘ぶり、団体戦でベスト8まで勝ち進んだのも凄かったが、特に関東大会出場権を賭けた5位・6位決定戦4校リーグでの戦い振りは感動を覚える程、勝ちたいと言う必死な想いが伝わってきました。
必死さは、日頃の数倍なる力を発揮し、打ちは鋭く、動きは速く、焦らず気持ちは攻め一方、打った打突が当たらなくても、手も腕も体も、気持ちも、全てが前に出る、相手を押し切る気迫有る素晴らしい試合となりました。
大きな声が必要な理由、厳しい稽古、キツイかかり稽古、感謝や礼儀、これらがなにゆえ必要なのか、この試合を通じ、選手はもちろん観戦した全員が、共感したかと思います。
岡本中学校女子の皆さん、大隈先生、関係者方々、おめでとうございました。
関東大会でのご健闘もお祈り致します。

南足柄市剣道連盟木更津合宿

2005.6.19

今年、市剣連の合宿は木更津で行なわれた。
君津に転職された松村さんのご協力を得ての合宿でした。
管理人は1日目の夜からの合流となりましたが、1日目の昼間は、なかなかにキツイ稽古だったようです。
市剣連から参加した15人程が基立ちに立ち、そこに木更津市剣連の若手から高段位の先生方までが稽古に並ばれたそうです。
続けて10人くらいの一般の剣道家との稽古は、体力以上に気力・気迫の維持がとても難しい。
この翌日、潮干狩り組・自由行動組・稽古組と分かれたのですが、我々は松村さんの会社「新日本製鐵君津製鐵所」の剣道場にて、試合・稽古をしたのですが、管理人は4人と立て続けに稽古して、その体力・気力の維持の大変さを痛感。
10人は余程キツかった事だと想像出来ました。

さて、初日の懇親会2次会にて、年長者への敬愛・尊敬の精神と自己の謙虚な気持ち、わきまえが剣道人には必要であり、大切な事だと言う話が有りました。
剣道は、幼少年から70歳・80歳の先生まで、一緒に剣を交え、技術の修行、精神・人格の修行を共に行なうことの出来る武道・スポーツです。
年齢差や経験差の中、先人を敬い、若さや速さ・筋力などにのぼせる事無く謙虚な気持ちとわきまえ有る言動を心掛ける事が剣道を通じ得られる価値高いものであり、それを持てる者こそが心も技術も強い人になれるのではないか。
「年長者への敬愛・尊敬の精神と自己の謙虚な気持ち、わきまえ」これを学び、これを守り、これを伝える事が我々少年少女を指導する者に課せられた義務でも有る。
と、懇親会を通じ再認識した管理人でした。
多くを学び、感じられた有意義な合宿でした。これらを感じさせてくれた多くの人達との出会いも、剣道の楽しい、良いところだと思います。

段審査合格率

2005.5.22

初段から3段の段審査、今回、初段は合格率91%、2段は73%、3段は76%と、例年よりかなり高い合格率でした。
思い通りの実力を出せた人、ギリギリのところで合格になった人、様々だと思います。
管理人が見たところ、これは落ちただろうと思われる内容でも、結果合格となっていた人が多く見られました。(剣友会の子がそうだと言うのでは無く)
惜しくも落ちてしまった人は、足りないと言われた・思われたところを補う稽古を積み、受験段位の実力をつけて次回に臨むでしょう。
受かった人は、次の段位を受ける日までに、次の段位を受けられる実力を身に付けなくてはいけません。
3段は2段に打たれてはいけない。
5段は、4段に打たれてはいけない。
合格した嬉しさを胸に、次の段位に向かって早めのスタートを切って欲しいと思います。

家庭婦人剣道大会

2005.5.15

今日は県立武道館にて、神奈川県家庭婦人剣道大会が開催され、管理人は市剣連からの役員派遣で行って来ました。
本大会は、30歳未満の部・30歳~40歳の部・40歳以上の部・6,7段の部の4部門で行なわれました。
個人戦のトーナメント戦で、総勢200人近くの既婚女性の剣道大会。
多くの好試合が展開されていましたが、特に準決勝以上の試合はレベル高く、管理人は大いに刺激を受けました。
昨今、稽古会に行っても、強い女性が多く、6段の女性や、7段・8段を目指す女性が増えてきています。
女性は、筋力の付き方や衰え、結婚・出産・子育てと、剣道を継続していくこと、実力を維持したり伸ばしていくことが男性に比べるとなかなかに難しい。
しかし、こうして実力有る6段・7段の女性が増えている。
近い将来、女性の8段も生まれるかも知れません。

剣友会からも、いつか・・・。







金田自治会館

2005.5.10

この日、管理人は金田自治会館に稽古に行って来ました。
金田自治会館の稽古は、厚木市金田の地元の方々・相模原・横浜等から4・5段以上の剣道家が集まり稽古をしています。
指導されているのは剣聖館亀井道場の範士8段、亀井一雄先生です。
先日来会された折、金田自治会館の稽古会へお誘い頂き、今回行かせて頂きました。
行ってみて感じたことは、剣道の向上心や、よりハイレベルな稽古場というのが存在するものなのだと言う事。また、必要な稽古だと感じました。
稽古は、7段以下は全て2列となり、基本稽古から技の稽古をします。
指導されるのは亀井先生です。
そして、基立ち稽古といった流れです。
近くなりがちな間合いや打つべき時、打突の速さ、まだまだ稽古を積まなくては・・・。

剣友会強化練習会

2005.5.5

5/4・5と二日間に渡った、剣友会強化練習会が終わりました。
朝は9:00から、夕方は初日は19:00、2日目は17:30と、1日約10時間の稽古会でした。
素振り・すり足にも注意点を置き、パート別練習ではそれぞれのパートが時間を忘れるくらい熱心に指導を受け、厳しい練習に耐えての2日間でした。
管理人は、初日、教える充実感・楽しさを感じさせて貰いました。
声を出す意味、必要性を説き、大きな声・気迫有る声をいつでも自然と出せるようになる事を目標にしました。
稽古内容は、竹刀での打ち込み、胴の打ち返し、剣道形を行ないましたが、普段なかなか大きな声を基本稽古時に出す事が上手く表面に現れていなかった子が大きな声を出し、技術面の注意点においても頑張ってくれた。それに引っ張られて残る3人も大きな声・技術面共に大きな成果を見せてくれた。
言った事に即座に応えてくれる教え子達に、指導者もノリノリ?で熱く指導を展開する。
更に教え子も応えてくれる。
結果、予定していたところまで時間以内に終わり、早めの休憩にとつながりました。スゴク、充実した時間・指導を体感させて貰いました。
剣道はスポーツ・技術の要素を持つ試合的部分と、相手の気力・精神力や厳しい修練に打ち勝つ強さや礼節と言った武道的要素を兼ね備えたものなので、その指導や上達には、指導者と教え子との一致協力した姿勢が必要不可欠です。
今後も、時間を忘れる程の集中力と充実感有る稽古を続けられるよう、更に指導の勉強と自身の実力・人間性の向上に努めたいと思いました。





豊川支所

2005.4.5

今日は、小田原市役所剣道班の稽古会(豊川支所)に行かせて頂いた。
この4月から小田高の1年生となった清水春樹とのしばらく行けないであろう最後の出稽古。
久々に地稽古でも相手しようかと考えていましたが、仕事の都合、遅れて最後の30分程の稽古となりました。
先に稽古に来ていた春樹と、最後に稽古をしました。
左足が上手く作用していない点を指摘し、以前は出来ていた残心について注意をしたり。
地稽古をと思っていましたが、結局、基本稽古に付き合って貰うことにしました。
私が打って、それを見ることで何か感じてくれればと・・・。
最後にやりたい技は有るか?と問うと、小手面だと言うので、今度は春樹の打ちを受けながら助言をしました。
剣友会の中ではなかなか基本打ちを個別に指導する機会は有りませんが、もっと早くにもっと多くの伝承?をすれば良かったと、この時期毎年思う感情でした。
年々指導を続けても、充分だなどと思うことは無いのでしょうが、更に自己を磨き、少しでも良い稽古をお互いに出来るよう精進するぞ!と思ったのでした・・・。





わかし杯

2005.3.3

わかし杯(小田原スポーツ会館との定例試合)から学ぶ。
今回のわかし杯も大敗でした。
負けた理由、どこが悪いのかを綴るより、スポ館の良さを学んでみたいと思います。
まず、大きな違いとして、スポ館の子達は、一人一人が勝つぞ!勝とう!!と言う気持ちを持ち、その気持ちがチーム全体に勝とうとする気持ち・雰囲気を作り出している。
次に勢いの良さ。
始めの号令と共に自分から間を詰め、打とうとしている。
そして1本1本を決めるつもりで速く、強く振る。1本が決まらなければ次の1本を、そうして技と技がつながる。
もちろん、そうするには気持ちも自分が勝つまで、審判の旗が上がるまで続く。
それらが出来る為に必要で、スポ館の子達が出来ていることは何か。
それは、姿勢。
正しい姿勢の構えを、どんなに動いても、どんなに打っても崩さないこと。
姿勢が崩れないと何が違うのか。
目線です。正しい姿勢から、相手の全体を見る。
相手の目の辺りを見ながら相手の体全体を見る。
剣道用語で言うところの「遠山の目付け」です。
相手のどこが空いているのか、どこが動き始めるのか、相手の気持ち?オーラ?それら全てを見ます。
打つ前、打った後に姿勢が崩れると、目の高さや向きが変わります。
体を崩して小手を打ち、打った瞬間相手の胴・胸の辺りしか目に入っていない。
なんて子も居ます。もう一つ。
スポ館の子達は、打てる部位(面・小手・胴)を、その部位が近ければ近いなりに、腕をたたみ、踏み込む足の幅を狭くして打つ。
遠ければ遠いように打ち分ける。







稽古にかかるという事

2005.2.9

この日、管理人同級のOBが稽古に来た。
OBは強く、綺麗な剣道をする。
強い人、綺麗な剣道、目標・憧れ、そういった人が目の前に居たら、稽古を見る、盗む、かかる。
これが自然な気持ちでは無いかと管理人は思う。
しかし、この日かかった子供は清水春樹・初鹿小波の2人しか管理人には見えなかった。
強いOBの稽古は時に厳しいものも有るでしょう。
しかし、必要無ければやらないし、かかり手の真摯な気持ちを感じなければする事は無い。

さて、人間にとっての恐怖、怖さとは、動物達の本能と同じもの以外にも有るそうです。
それは、人間は想像力と言うものを持っているので、見聞きしたものから想像し、時には楽しく、時には怖くなるのだそうです。

話は戻りますが、稽古においても、キツイかかり稽古を見たり、人の持つ雰囲気等から、同じように想像による恐怖を感じます。
そこで、そういった雰囲気を持つ人やキツイ稽古をしているのを見たりすると想像上の恐怖心に負けてかかるのをやめてしまう。
自分の中にある怖さに勝てない人が、相手の「なんとしても勝ってやる!」と言う気持ちに勝てるでしょうか?

キツイ稽古を受けている人も、やはり恐怖は感じるのですが、想像による恐怖程では有りません。
なぜなら、自分の弱い心に勝ったからこそかかることが出来ているのだから。
稽古中は怖いかもしれない、キツイかも知れない、しかし、その怖さの中で相手に向かって行くことが出来た、打っていくことが出来た、普段の自分の数倍の速さで打てた、抜けられた、良いアドバイスを戴けた。
お土産はたくさんなのです。

自分が苦手な先生・先輩、怖いと思う先生・先輩、強い中学生・小学生、かかる勇気を、自分の弱さに勝つ強さを、持って欲しいと思います。
強そうだからかかる。怖いからこそかかる。やりたくないからやる(私生活等において)。それ(上記)が自然だと思えるようになれば、剣道が強くなるだけでは無く、受験・就職・その他、多くの分かれ目において、迷うことは少なくなる。と、管理人は思う。





全身全霊

2005.1.12

今日は会社の道場開きだった。

最初、3人しか来ていなかったので、基本打ちから始めた。
面打ちになり、早速試した。構えは腰の入った構えが出来てる。
そのまま腰を前に出し、その反動で振りかぶる。右足の力を抜いておくと、自然に振りかぶりと共に右足も前に出た。
まだ、速さには至っていないが、これを極めていけば、相手が打つと感じた時には打った後、みたいになれる。かも。

剣友会の稽古でも、子供達に同じ事をさせてみた。
が、素振りの時から散々言ってきた事なのに、まるで始めて聞くことのような顔をしていた。

この日は、小林先生からすり足のコツについての指導が有った。
先生の言葉、お手本を見ていれば、同じ動きが出来るはずなのに、似たような動きが出来る子は居ても、同じ、もしくは大袈裟なほどに真似てみせる子供は居ない。

上達への早道は完全コピーだと思うのだが・・・。

同じ動きをやってみる。仰る言葉を全身全霊をもって聞き、理解する。

分からずとも同じ動きが出来れば、理屈は後から付いてくる。

*全身全霊で聞く・・・耳で聞き、目で聞き、体全身をもって聞く。
そうやって聞いた事と、普通に聞いた事とでは、頭・体に入ってくる量・質が違ってくる。
他所を見ながら聞いたこと・相手の目を見て聞いたこと・相手の言動に集中して聞いて体が相手の方に前のめりになるくらいの姿勢で聞いたこと、どれが一番自分に入ってくる聞き方だろうか?

集合した人垣の後ろで見聞きすること・一番前で見聞きすること、どちらがより多くを学べるのだろうか?

そうする姿勢・気持ちが、強くなることには必要だと思う。



久々のボコボコ

2005.1.9

久々?に完膚無きまでにボコボコに打たれた。
稽古をお願いした先生から、面から胴のあたりが空いていて隙だらけ、突きでも面でも打ててしまうと言われ、構えの低さを指摘された。
低い構えから面に飛ぶと、振りかぶりの時間がロスになり、構えから無駄なく打たれた面には負けてしまうと。

構えを高くすれば解消されると。

私はしばらく悩むことにした。構えは高からず低からず、打突時の無駄な動きを正しい体の使い方・打ち方で修正して、それでも尚遅いのか、色々と試してみよう。

悔しかった。打たれたこと、打てなかったこと、萎縮したこと、教わっていながら出来ずに済ませていた自分・・・。

次までに、次までに、次こそは・・・・・。





小田原高校年越し稽古

2004.12.31 

12/31.23時から1/1.0時45分まで年越し稽古が行なわれた。
例年通り100人を越す剣道好きな老若男女!?が集まった。
昨年までに比べ、若干先生方は少なかったが、二宮西中・鴨宮中・白山中・湘光中・山北中などの生徒が多く真摯に稽古をしていた。
管理人も良く見る、湘光中 高橋君・山北中 井上君・白山中岸本兄妹も来ていた。
その他、小田高生・OB・OG、大学生、近隣の一般・先生方、管理人の身近では、西やん・奥村・後藤さん・稲毛君が居た。

雪も降ったこの日、2台のヒーターもなんのその、体育館の中で吐く息が白いままに稽古をするなんて、管理人も初めてだった(^^)
吐く息が白く見えるのだから、息を殺すことも、隠すことも出来ず、でもなぜか足が冷たいとも感じなかった。
寒さを感じることなく、稽古は出来るが息が白い。みたいな感じだった。

年を越えて稽古をする。そして稽古後に新年の挨拶を交わし、稽古場をあとにする。(0時には一度稽古を止めて新年の挨拶が行なわれる)

こんな新年の迎え方も良いかなと思います(^^)





初段の意味

2004.12

 「初段はなぜ初段と言うのか?」ある先生が中学生に仰っていました。
級は8級から1級まで数字、2段からも全て数字なのに、初段だけ1段とは言わず初段。
初段は始まり、級の時代を経て、基本や経験を積み、初段からようやく剣道の始まりなのだと。
級審査は年に2回、受かれば毎回次の級を受けられる。
しかし段位は、初段を取ったら1年、2段を取ったら2年と取った段位と同じ年数の修練を積まねば次の段位は受けられない。
ここからが始まりなのだと。

感銘を受けた。

もちろん、そう言う解釈も有ると言うお話なのだが、1段で無く初段な意味なんて考えたことも無かった。
初段をそう言う意味に捉えて話してあげたら、初段以降の考え方や目標の置き方に少しは変化が有るかも知れない。